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亀の歩み稽古日記

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舞踏家 由良部正美さんのもとで、踊りの稽古をしています。その中で思ったこと感じたことを、溢れるままに日々綴っています。良かったら、ふらりと覗いてみて下さい。
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2021年11月の記事一覧

亀の歩み稽古日記~我と汝・私とあなた~

私 と “ それ ” ではなく 私 と “ あなた ” という 世界 それは一体 どんな風なことだと 言えるのだろうか 例えば…こうじゃない? と師は話す 「 私が月を みているのではなく 月が 私を通して 月をみているのだ 」 ある種の直感を インスピレーションを 言葉にすると 詩のようになるのだな そう思った 月はもはや 対象物としての ” それ ” ではない “ あなた ” になる その感覚 私はあなたであり あなたは私である …というような 繋が

亀の歩み稽古日記~肝な話~

いつも稽古で踊っていることの、肝(キモ)の話だと思った。肝心なところ。 「今あること」の創造性を感じる大切さ。 今 あることの 創造性を みていく 例えば 重さ軽さ 知覚 表象と意志 私とあなた 「それ」じゃない 「あなた」として 感じる 対象物としてではなく 個人のあなたでもなく あなたという感覚 このカラダも そうすると 創造的になる 創造的であることは 個別ではない 私とあなたの 対話 を 深める 呼吸を深める 個別である部分もあるけれど 個別

亀の歩み稽古日記~踊りと日常~

・「情動」「眼差し」 私達を取り巻く様々な問題たち。 稽古で取り組んでいる事と、それらは無縁ではないはず。踊りで探求している核心へと繋がっていく。実際どのように繋げて日々生きていくのか。それは大きな課題でもある。 日々の尽きない悩み、葛藤…。相変わらず困っている自分。 どこから手をつけよう。 まず、踊っている時はどういう状態になっているか?という問いかけから。 恐れながら、ワタシ的には… 。ひとつには、「情動に深く入る」という感覚がある。内側に情動を深く感じながら、外

亀の歩み稽古日記~10月の覚え書き~

・行き切る 例えば上にいく時 すうっといく時 手を上げていたのでは遅い時がある 肉体は意識より遅いから そんな時、手は途中まででも 意識だけがすうっといったらいい 手を上げるにしても行き切って 植物 供儀の思い 実際どんな感じ?やってみる 私はというと、何かはわからないけど、大きなものに捧げたい気持ちがあった。 不思議だった。 何かわからないものに、捧げることが出来る心。そんなものがあったなんて。私は何かを確信的信じているのだ。でもそれは何だろう? 言葉にできるだろうか?