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亀の歩み稽古日記

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舞踏家 由良部正美さんのもとで、踊りの稽古をしています。その中で思ったこと感じたことを、溢れるままに日々綴っています。良かったら、ふらりと覗いてみて下さい。
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2021年3月の記事一覧

亀の歩み稽古日記 ~ 植物の踊りと火のエネルギー~

“ 地 水 火 風 ” その中で “火” だけはどうしても踊りにできなかった… らしいのだ。しかし、もしかすると 「植物の踊り」が “火” なんじゃないか、と最近思い始めておられる。。 エントロピー増大の法則。宇宙はどんどん膨張している、死滅に向かって。 植物を踊る時、カラダの深い所からの 「声」が発せられる。それは個別のカラダに灯る火と言えるのではないか。そしてそのエネルギーは、エントロピー増大の法則、ではない方向にあるはずだ、、と。 ( この話は、生物学者,福岡伸一

由良部正美 黄泉の花 (サムネイルNo.2) https://youtu.be/K_8o9WA5XZY

迷ったサムネイル、候補No.2。

由良部正美 黄泉の花 (サムネイルNo.3) https://youtu.be/K_8o9WA5XZY

迷ったサムネイル、候補No.3。

再生

由良部正美 「黄泉の花」舞踏 BUTOH “ Underworld Flower ”

「黄泉の花」は、京都舞踏館にてロングラン公演されている作品。この動画は、映像作品として新たに創られたショートバージョン。 現在、コロナ禍のため休演中ですが、作品のエッセンスを少しでも届けたいと…願いをこめて。愛をこめて。

亀の歩み稽古日記~ 植物の踊り~

「植物」の踊りのことを、書くのは難題。踊るのはもっと難題……。 そこには私達の存在そのものへの大きな問い、テーマが込められている。未知のベールに包まれ妖しく謎めきながらも … 直感に貫かれたカラダで、ひたむきな探求は今も続けられている。そうなのよね…。 … 例えば植物の動きは、水や空気の動きと全然違う。植物の動きは、水や空気のように “私” が透明になっていく感じではない。 むしろその逆というのか、、この、誰とも交換できない、唯一無二の “私” というカラダに、その個別

亀の歩み稽古日記~胴体の壁と向こう側~

胴体と手足の繋がりを深めていく。もっともっと。 何か、壁を感じた、、どうしたらいい。足りないところは何だ。 階段を一段上がった… と思ったら、知らない風景が広がっていて、立ち尽くしている、そんな感じ。 胴体と手足の繋がりを深める。 …どういうことが言えるだろう…。 意識、情動、、、眼差し。 眼差しを、微細に微細に感じていく。間、抜ける、感覚。イマジネーション界。そこを深めるということになるのか。。 しかし、、やはり同時に胴体の使い方というものがある。まだまだ、胴体を使