054「メガネがない探さなきゃ」で詰んだ
世界は矛盾だらけです。
僕は、この世界における一番の矛盾は「メガネをなくしたからメガネを探さなきゃ」だと思っています。
だって、見つかるわけがないだろう。
そもそも僕がメガネをかけているのは、視力が低いから。
メガネがないと、周りがけっこうぼやけてしまいます。
ただ、メガネをずっとつけていると顔が疲れるので、ときどきメガネを外して休憩します。
その後しばらくして。
メガネをかけようとすると、メガネが見当たらないことに気づきます。
そう、僕のメガネはスナフキン。
気づかないうちに、旅に出てしまうのです。
やれやれまたかとあたりを見回します。
あたりを見回します。
ここでついに気づく。
「ああ、世界の終わり~SEKAI NO OWARIだ」と。
周りが全く見えません。
探す行為=「見える」前提
メガネは本来、周りを見るためのものです。
そのメガネがなくなりました。つまりメガネを探す必要があります。
そして、メガネを「探す」ためには、まず周りを「見る」必要があります。
お分かりですよね。もうゲームオーバーです。
メガネが旅立った時点で、僕はもう詰んでいたのです。
おいおいメガネよ。一体何のために君を買ったと思っているんだ!
ラッキーじゃなかったら永遠に見つからない。
新構文「○○したいのに、●●する○○がない」
思い返せば、こういうことは他にもあります。
「服を買いに行くときに着る服がない」
「スマホ充電アプリをダウンロードするための充電がない」
フォロワーを増やすための信頼に足るフォロワーがいない
こういう世界の終わり的な矛盾って無限にあります。
そして共通しているのは、
「早く適切な対策を打っとけば、解消できたんじゃね?」
というしごく当たり前のことです。
服を買いに行くための服がなくなる前に、定期的に買い出しに行っていればいい。
スマホの充電がギリギリになる前に、前もってアプリを用意しておけばいい。
それだけの話です。
つまり、メガネがなくならないようにしておけばいい。
手に紐をつけておくか、首に巻く紐をつけるとか。
やだなぁ。笑
仕方ない、こうなったら手当たり次第に探すしかない。
ここからは視力ゼロで家中を撫でる時間です。
日頃の感謝を込める間もなく、部屋中を静かにムーンウォーク&パントマイム。
そして探検には、しばしば犠牲がつきものです。
うわあああああああ
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