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インスタントフィクション【妙と時計】


私は今、複数の子供達を眺めて、食欲の出なかったお昼の空腹を抑え、昨日不安に思ったことを紙に書き出し、この仕事が終わった後の時間の計画を立て、静かなクーラーの音を聴きながら、不要な音を立てないように、このスマートフォンに文字を打っている。


仕事をサボっていると思われるだろう。
しかし、他の支援員も、横になって体を休めている。

そういう意味では、私は私の仕事を、音を立てずに子供を見守るという任務を果たしながら、数ヶ月前に決めた更新日のための原稿、いや、文章を書いているというわけで、ただ単にサボっているとは見られたくはない。



そして先ほど奇妙なことが起きた。

この部屋には時計が一つある。1時間ごとに音楽が鳴る。




その時計を眺めていると、急に秒針がものすごいスピードで回り始めた。見たのはおそらく私だけ。


一瞬背筋が伸びたが、疲れた時計の帳尻合わせだと思うことにした。

今日1日が、妙な緊張を保つ。

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