見出し画像

【#5】DIE WITH ZERO 〜人生が豊かになりすぎる究極のルール


○私なりの結論


若いうちから経験や思い出に積極的に投資しろ!


○今しか出来ない事に惜しみなく金を使え


いつかは誰もが死ぬ。だからこそ限られた時間の中で最大限に命を燃やす方法を考えるべきである。

大切なのは、自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまず金を使う。

人生の充実度を高めるのは“その時々に相応しい経験”である。


○人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」


人は誰でも、常に思い出を通して人生の出来事を再体験できる。

人生の最後に残るのは、高級車や時計ではなく思い出である。


○「ZEROで死ぬ」は効率の極み


自分が可能な限り長寿を全うすることを前提に、1年あたりの消費額を決める。

それ以上は貯め込まず積極的に金を使う。

しかし、人間はZEROで死ぬことを恐れ、老後のための貯蓄をほとんど使わずに終わる。

仮に年収500万の人が死ぬ時に貯蓄が1000万あるとしたらそれは2年間タダ働きしてるのと同じである!


○子どもには死ぬ「前」に与える


子供たちに与えるべきお金を取り分けた後の、残りの「自分のためのお金」を生きてるうちに使い切るべきである。

なぜ死ぬ前に財産の与えるのか?

相続のタイミングが遅すぎて、相続人は値打ちのある金の使い方ができない。

お金の価値を最大化できる年齢は26~35歳であり、その時期に財産を分け与えることでお金を適切に扱え、お金がもたらすメリットを十分に享受しやすい。

老後に遺産を相続しても、その価値を引き出す能力は低下してしまっている。


○お金の価値は加齢とともに低下する


若いうち(健康で体力がある)に、積極的に金を使った方がいい。

下図にあるように金から価値を引き出す能力は、年齢とともに低下していくからだ。

画像1


○健康の改善は、人生を大改善する


働きすぎによる仕事で収入が増えたとしても、そのお金で楽しむための健康を損なってしまっている。

若い頃から健康を損ねると、複利のようにその後の人生に大きな影響を与える。

若い頃に健康に投資する方が、人生全体の充実度は高まる。


○死ぬ前に後悔することトップ2


1位・・・勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった。


2位・・・働きすぎなかったら良かった。


※人生の終わりを意識すると、その時間を最大限に活用しようとする意欲が高まる。


○資産を減らすタイミング


老後ではなく、人生のある段階でまだ経験から多くの楽しみを引き出せる体力があるうちに純資産を取り崩して行くべきである。

死ぬまでに必要なお金

=(1年間の生活費)×(人生の残りの年数)×0.7


・資産の減らすポイントは45~60歳である。


画像2


あなたが考えてるより老後に金はかからないため、過度に貯蓄するのではなく、金をもっと早い段階で有効に活用することを計画すべきである。


○最後に


この本を読んでお金に対する価値観が大きく変化した。

昨今、老後2000万円問題などが取り沙汰される中で老後資金を貯めるために若い頃から節約をして、やりたいことが出来にくい現状がある。

この本は、それこそが間違いであり、若いうちに積極的に経験や思い出にお金を使うことが人生を豊かにすることに繋がると教えてくれた。

ただ、老後資金も必要であるので、現在と未来のバランスを上手く取りながら積極的にお金を使っていきたいと思った。











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?