銀杏BOYS聴きながら車内での話

那覇に向かう車内で銀杏BOYZを聞いていた。

夫が「『二十九、三十』ってどんな意味なの」という一言から話が始まった。

もともとこの曲はクリープハイプの曲で、クリープハイプは銀杏BOYZの「援助交際」をカバーしてるらしい。

話を戻すと、二十九、三十って言う曲は、尾崎世界観がそのくらいの年に自分自身と重ねながら書いた曲で、30手前の男性の葛藤やそれでも前を向いて歩んでいく様子を描いている。

歌詞の中の「あーなんかもう恥ずかしいくらいいける様な気がしてる」という言葉が心地よく耳に入ってくる。

29 30とかになると、なかなかきれいな言葉、ストレートな言葉が言いにくい。もう大の大人だし、もっと深みのある言葉が言いたいとか、もうだいぶ長いこと一緒にいるんだから、もうちょっと気が利いた言葉が言えないとな、とか。

そんな恥ずかしさを一回忘れて、当たり前の普通の一言が嬉しかったりする。そんな言葉が日常的に出てくる人間になりたいなとも思った。

あとクリープハイプと銀杏BOYSに出てくる男性像って違うよね。銀杏BOYZは一途で、不器用で、クタクタのTシャツにダボダボズボン。クリープハイプが歌う男性は、色白でタバコを細い指で吸ってて、女性にモテそうな感じ。

そんな話をしながら那覇とうるま市を往復しました。明日は沖縄から福岡への引っ越しの日。ダンボールづめがんばります。

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