かしまこどもフェスを始めるストーリー パート1

はじめに

「日本は少子化が進んでいる」
これは誰もが知っている事実であり、問題であるということも認識されている。
佐賀県でも全国に違わぬ状況で、年々加速化しているのは言うまでもない。
私は、まずは現状と向き合うために佐賀の人口統計を調べてまとめてみたことがある。

佐賀の人口動態

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佐賀県の年少人口割合が全国3位なのは意外だった笑。
しかし、核家族化・共働き化で重要が年々高まっている保育施設の児童数もここ数年は減少傾向であり、小児の母体数の減少に伴い今後も減少傾向が続くのは容易に予想できる。

加えて、私が仕事で子どもと関わるようになり9年目となるが、年々あらゆる面での需要は少なくならず、種類も多種多様となってきている印象にある。
病気で言えば、年々風邪をひく子はバカ上がりしているわけではない。
むしろ、予防接種や感染予防の普及で総数で言えば減少傾向にはあるし、昨年はコロナの影響もあってか感染症関連での受診はものすごく減った。しかし、私を含め、小児医療界の仕事は減っておらず、多種多様ぶりが年々増してきている。
(私たちは“診療”だけでなく、地味な事務作業や諸々の調整も仕事なのです。むしろ仕事の半分ぐらいをそれらが占めている気がする・・・)

多種多様な需要


この多種多様な需要への供給は追いついているのか??
もちろん、個々の満足度の違いはあるだろうが、
概ね「満足していない」と答える人が多いだろう。

特に、マイノリティー(単純な数の意味で)な需要に対する供給(サポート)は今後先細りになることが容易に予想できる。

まあ、そんな話は誰もがわかっている話で問題提起するだけなら誰でもできる。
現に、子どもと関わっている多くの企業・団体の多くは“頑張っており”、
佐賀県内でも子どもに関わる良いニュースは年々目につくようになってきた。

これは、私の個人的な感覚ではあるが、
佐賀県は山口知事の元、子育てへの推進は進んでいる県だと思う。
「子育てし大県」(“したいけん”はしたいよ!の佐賀弁のもじりでもある)
のスローガンや、男性の育児参加推進事業のPR、
県庁にこども未来課を設置し、子どもたちや子育ての事業のまとめなど行ってポータルサイトも充実している。

その中で鹿島は・・・?私ができることは??

しかし、佐賀の中でも地域の差はあり、我が地元の鹿島市はこの波にあまり乗れていない気がしている。
行政の問題なのか、市民のムードの問題なのか、何が問題なのか・・・
そして、この現状を変えていかなければ、より取り残されていくのでは??
との危機感がある。
某元知事の「どげんかせんといかん」ではないが、
自分の中で「どがんじゃいせんぎん!」という焦燥はあるものの、やり方は分からない。まずは、「自分の仕事につながることやコネクションを駆使して」ということから、鹿島の保育士さん向けの勉強会を行い、保育関係とのコミュニケーションを図ったり、
子育て支援センターさんからお声がけいただいて、市民講座的なものをさせていただいたりした。

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しかし、(当たり前の話だが)医療分野の情報しか提供できない煩わしさや、鹿島全体で考えるとごくごく一部の決まった層にしかお伝えできないこともあり
「もっと、みんなに、医療分野だけでなく色んなことを提供したい」
と思うようになった。


そこで、色んな種類の人が関わり、色んなタイプの楽しさが一回でできる「フェス型」のイベントをしたいと考え出した。
(フェス型へのこだわりはまた、後で話そうと思う。)

長くなってしまったので、動き出してからの話は、パート2ということで、また書こうかな。

何か初めの言葉とシメの言葉を作った方がブロガーらしいなと思いつつ、そこまで思いつかない実行委員長でした。

かしまこどもフェス実行委員長 森田駿

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