【エッセイ】金属がついたプラスチックゴミの捨て方が分からない
トイレブラシを眺め、途方にくれた。
私が住んでいる自治体は、プラスチックは可燃ゴミ。でも、金属がついてたら? しかも、取り外しができない。
ハンマーを振りかぶって、粉々に砕いて金属を取り出すのか?
そんなこと無理。
その時、思い出した。市のごみ処理場にゴミを持ち込んだ時のことを。
そこのおじさんが、言っていた。
「これ金属がついてるんですけど・・・・」
とモジモジしてたら
「これくらいいいよ。 燃える 燃える」
そうだ、ちょっとの金属は燃えるんだった!
(これくらい燃える、燃え。)念仏のように唱え、可燃ゴミと認定し、ゴミ置き場に捨ててきた。
しかし、家に帰ってきた途端、いつもの心配性が発生した。
もし金属片が燃えずに焼却場内でボーンって飛んで(意味不明)
ゴミ処理場が爆発したらどうしよー
大ニュースになったらどうしよーー
慌てて、マンションの下に降りた。ゴミを回収だ!
しかし、うちのマンションは50世帯以上ある。しかもその日に限って、朝早くにゴミを出してしまった。
山盛りに折り重なったゴミをかき分け、自分のゴミを探したが、見つからない!
みんな同じ袋だし。
ノーメイクの40代後半の人間が、ゴミをあさっている姿見は見てられない。
ゴミをかき分けていると、ブーンと遠くの方から車の音が聞こえた。
ゴミ収集車だ。恥ずかしくて、結局逃げるように家に戻ってしまった。
こうなったら、正しかったことをネットで検索して、自分自身に証明するしかない。思いついたのは、「芸人 清掃員」あの人なら答えを知っているだろう。
検索すると出てきた。マシンガンズの滝沢さんの答えが。
念のため自治体のホームページも調べたが、私が住んでいる自治体には記載がなかった。しかし、金属とプラスチックが占める割合で判断するとホームページに記載がある自治体が多かった。
私が捨てようとしたトイレブラシはほとんどプラスチックなので大丈夫!
と、思いつつ、仕事中に「ニュースになってよね?」と心配になってきた。職場の人に聞いたら、その人の意見でも可燃ゴミで正解だったので、ようやく、心配から解放された。
ちなみ新調したトイレブラシは、金属ついてません。
ブラシが新しくなると、トイレ掃除も楽しい!
”ブラシが底につかないから乾きやすく衛生的”という点を気に入って、購入した。トイレの縁も洗いやすいし、おすすめです。
ゴミの分別って、本当に難しい。
様々な製品に、捨て方については、自治体に確認するようにと記載があることが多いけれど、それを見ると「そんなぁぁ」と見放された気持ちになる。
読んでいただきありがとうございます!一緒に様々なことを考えていきましょう!