見出し画像

めちゃめちゃ面白い本に出会った!

  

面白い本に出会った。私の疑問に色々答えてくれる。
「上野先生、フェミニズムについて、ゼロから教えてください!」

画像1


人の性格って、能力って、もしかして、生まれ持ったものじゃないかもしれない。
「上野先生、フェミニズムについて、ゼロから教えてください!」を読むとそう思えた。

そして、これまでの人生で不思議だったことが解き明かさされた!


不思議 その1
私はなんとなく、不思議だった。自分が「かわいい」存在でいたいことや、「守られたい」と思うことが。でも、これって弊害があるんだよね。たとえば、誰かに意見を強く言えないから。
スポーツでも「うりゃー!!」って鬼のようなプレーはできない。
なのに、なぜ「かわいい」「守られたい」と思うのか。それは歴史的に「女性はこうあるべき」とされてきたからだということが、よくわかった。

私の母や祖母の時代はもっと!
子供のころ、勉強しなさいって言われるけど、なんで弟が免除される家事を私だけしなきゃいけないんだーって母に対してプンプンよく怒ってた。
それは、母のせいではなく、日本がそういう社会だったんだなー 
母は良かれと思って私に家事をさせようとしいていたのだ。

不思議 その2
私はなんとなく不思議だった。学校を卒業後すぐに結婚し専業主婦になった人で、びっくりするくらい頭がいい人がいて、なんで働いてないんだろーって不思議だった。
それは「働かない方がいいとこのお嬢さん」っていう文化があったんだね。(家から会社へ通うことさえ良いことだった。)ほんとに社会にとって損失だ。そういう人たちは地域の活動とか、趣味で活躍してる人もいるから全部が全部そうじゃないだろうけど、お金を稼ぐという面では、制限されてたんだなと納得。

不思議 その3
私はなんとなく不思議だった。「フェミニズム」を語っている欧米の女優やアーティストが、パートナーとうまくやれていることが。でも、この本を読むと分かった。男性にとってもいいことがたくさんあるんだ。そのひとつは、男性だって弱さをみせられること。弱さをみせることで、心の病や悩みが悪化しない。お互いが心地よくいられる。そしたら、暴力やお酒という問題に発展しないだろうな。男だって、弱くていいんだ。


他にもいろいろ、不思議だったことが解決。もてる女とモテない女の違いとかも。上野先生はバシっと語っておられる。

「モテる女」っていうのは「テマをかけずにおとせる女」の単なる別名よ。

モテたい時は、そういうオーラを出せば良いそうです(笑) 読んでるとモテモテの友人の言葉を思い出した。
彼女はモテたなくない時は、雰囲気を閉じるそう。そういうことか・・・

とにかく、この本を読んでたら、もし男性も女性も言いたいことややりたいことを縛っているものがあるとしたら、それは社会システムなのかもしれない。

noteの書き方だってそうだ。期待される女性っぽい書き方をする必要はない。あくまでも、面白いことを追求しなきゃね。

急にフェミニズムの本を読んでたら、夫が嫌がるかなぁと心配だったけれど、
ある日突然、夫が(本が関係あるかは不明)

「いつも何にもしなくてごめんね。風呂洗うわ」
と言ってきた。
これまでだったら、「いいよ。全然!」
っていい妻ぶってたけど、

「うん、よろしくー」

と返事をした。

「個人のことは政治的」という標語があるらしいけど、まずは自分から変わらないと、社会も変わらないね。社会システムが変わらなければ、個人の可能性も小さくなる。

「かわいい(相手をおびやかさない存在)」「守られたい」願望を捨てるところから始めよう。そうすれば、もっと面白いエッセイが書けるはず!


読んでいただきありがとうございます!一緒に様々なことを考えていきましょう!