【エッセイ】コンテンツを通して友人を知ること
「ゴジラ-1.0 見たよ!」
先日友人がインスタにゴジラ-1.0の小説のことをあげていたので、話したくなって報告した。
「見た? アカデミー賞撮ったよね。『ゴジラ-1.0』も『君たちはどう生きるか』も見てたし、私、見る目あるなーって思った」
と友人は笑った。
「確かに! 私はアカデミー賞をとったから観に行ったよ(笑)」
私はミーハーだ。
受賞したのでオッペンハイマーも見なくては、と思っている。
「『オッペンハイマー』と『変な家』も観たいなぁ」
あ、彼女もちゃんとミーハーのようだ。
彼女はゴジラ-1.0は、ゴジラだけなく、人間ドラマを描いているから面白かったそうだ。
私は、展開が予想できる話だったので、安心して見ることができたと、お互い感想を言い合った。
彼女からネットでの評判を聞いたり、
「シン・ゴジラの庵野監督はこの受賞をどう思ってるんだろーね」
「やっぱり、メラメラきてるんじゃない?」
等々、ゴジラ-1.0話で盛り上がった。
映画や小説の話を「あーでもない、こーでない」と話をするのは、
子どものような純真な気持ちでいられる。
ネットフリックで観た『正欲』の話もしたくなった。
『正欲』は朝井リョウさんの小説だ。
前に、彼女が小説で読んで面白かったと言っていたので、どう書かれているのか聞きたかったのだ。
「『正欲』映画で見たよ。」
「観た? 映画でどうなっているのかなぁと気になってた」
話が聞けるかと思うと、ワクワクする。
「うん、小説ではどうなってるのか気になる! 映画ではね、」
「待って。映画を観ようと思ってるから、観てから話そ」
「う、うん」
お楽しみはお預けになった。
けれど、はっきりと言う彼女のことを良いなぁと思った。
『正欲』を図書館で予約した。
読んでいただきありがとうございます!一緒に様々なことを考えていきましょう!