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言葉の変遷と母の孤独な闘い

彼氏・彼女に”さん”をつける

私は、今、オーディオブックで
芥川賞受賞の”火花”を聞いています。

文中の会話での一文。
”マキさんは、彼女さんですか?”

”火花”は2015年の作品
え〜!10年近く前から、
若者は、”彼氏・彼女”に
”さん”付けだったのかぁ!


いつの時代にも表現は変化します。

若い頃、”言葉は略さない
流行り言葉は使わない
というポリシーを
もつ友人がいました。

マックは、マクドナルド
ファミマは、ファミリーマート
ミスドは、ミスタードーナツと言います。

それが恰好よく思えて、
今も彼女に倣う所があります。

娘達の会話

なので、若いママ友が子供に
それな”と相槌をうったり、
メンヘラ”という表現を使ったとしても、

敢えて面倒くさかったり、
おばさんっぽい表現を
意図的に使っています。

しかし、”やばい”という表現。
これを言い換える事には、
苦戦しているのです。
何故なら、とても便利。

面白くても
やばい
大変でも
やばい
美味しくても
やばい
素晴らしくても
やばい

”やばい”って、万能な表現。


そういえば、私の若い時にも
この手の言葉がありました。

何っすや”という方言です。
私が働いていた頃、関係会社で
とっても怖い上司がいました。

彼は、怒る時には、怒った顏して
何っすや!!
驚いた時にも
何っすや!!
嬉しい時にも
何っすや!!

仲間内では、
何っすや”は、共通語として
君臨していました。


しかし、私は思うのです。

今の若者も、昔の若者も
歳を取れば、最終的には、
あれがそれして、あれだよね~

などと、
”あれ”と”それ”が、会話の
多くを占める万能な表現になるのでは。

きっと、阪神、岡田監督も思っているに
違いない?!

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