モンテッソーリ教育の良い所
結果今日に至るまで約5年今のモンテッソーリ教育の学校に通っている訳なのですが、どんな学校にも長所、短所があり完璧な学校、完璧な教育は存在しません。
私が思うモンテッソーリ教育のいい所と、逆に難しいと思う所をあげてみたいと思います。独断と偏見です。
今回は良いと思う点についてお話しします。
良かった点
•異年齢混合の縦割りクラスである
•宿題、テスト、通知表がない
•決まったカリキュラムがなく自分の好きな学習ができる
•授業中にずっと座っていなくてもいい
異年齢混合の縦割りクラスである
これはめちゃくちゃいいと思います。
そもそもメキシコは家族の絆をとても大切にし、毎週末親戚一同集うのも一般的で日常的に異なる世代との交流があります。
だから自分より小さい子供に対して、あるいはお年寄りにも思いやりがごく自然にあります。
子供の声がうるさいから公園を潰せなどという恐ろしい意見は耳にした事はありません。
また老人が家族中でも大切にされている為か怒りっぽい老人などもあまり見かけません。
話は少しそれましたが、学校においてもそういう環境な事はもちろん思いやりを育てるという意味で有効ですし、発達の段階を人と比べない、比べられないという意味でもとてもいいと思います。
•宿題、テスト、通知表がない
私は子供の頃宿題、特に漢字ドリル計算ドリル大嫌いでした。ドリルの後ろにある答えを丸写しして母の怒りを買い家の外に出された事も一度ではありません。
メキシコではコロナで一年半程学校にリアルで通えなかったのですが、その時に私も子供達に色々やらせようとして親子関係は悪化しました。子供の勉強に親が口出しするとロクな事はありません。
とにかく親も宿題がないと宿題やったの?などという無意味な苛立ちからも解放されるし子供もハッピー、一石二鳥だと感じています。
テスト、通知表もしかり。
親も子供が数字で評価される事で一喜一憂しなくていいですし、子供達もテストの為の勉強から解放されるし、先生もテストの準備や評価に時間と労力が取られず子供達に余裕を持って接する事が出来て一石三鳥です。
•決まったカリキュラムがなく自分の好きな学習ができる
当たり前ですが子供の学習の興味、進捗度合いはそれぞれ異なります。決まった時間に決まった授業を押し付けられる事はありません。
当然手間はかかるの1クラス15人〜20人くらいの生徒に対して先生は2人います。
一応その学年の基礎学力が身につくよう偏り過ぎた学習にならないようにフォローしているようですが真偽の程は分かりません。
例えば長男は5年生にしては(当社比)びっくりするくらい暗算ができない。
ただ一般的にメキシコ人は壊滅的に計算が苦手なのでこれはモンテッソーリのせいではないかもしれません。
先程も述べた様にテストも通知表もないので他と比べようもないので正直息子の学力レベルは不明です。
と、ここまで書いてこれは人によっては完全にネガティブポイントになる事に気がつきました。
•授業中にずっと座っていなくてもいい
先の決まったカリキュラムがない事にも関連するのですが、それぞれがバラバラな事をしているので作業に必要なものがあれば勝手に立って取りにいったりします。
また友達同士喋る事も学習に関する事であれば禁止されていません。
ちなみにトイレも教室にひとつずつあり好きな時に先生の許可なく行けます。
こんな所でしょうか。
私としてはこんな事が出来ていい!というよりこんな事がなくていいという事が殆どですね。
偏った人間の偏った意見である事は否めませんがご参考になれば幸いです。
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