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親を参考にせず、新時代の子育てをするあなたへ

今日もお疲れ様です。お子さん、このお天気でぐずってませんか。お母さんの体の具合はどうですか。まいっちゃいますよね。

毒になる親、いわゆる毒親だとか、アダルトチルドレンだとか、聞くとちょっと心がざわっとしますか。
でも、自分よりも苦労した人は世の中にたくさんいるし……私なんてそんなに、いやちょっと嫌なこともあったけどそんなに……なんて思ったりして。

私の親が毒親かっていうと、まあ毒っぽいところもあったけどなあ、ってモヤモヤしたりしていませんか。

正直に言ってしまうと、今子育て中の世代の育児とその親世代の育児って大きな転換点のあちら側とこちら側にあって、大きな断絶があると思います。

子どもを産んでも特に助けもメリットも無い現代

母親というのが女性のアイデンティティだった親世代と比べて、現代の女性は出産するかどうかも本人の意思によるものとされてますよね。

「子ども産んで育てて今が一番幸せなんでしょ」な親たちの声
VS
「自分で出産するって道を選んだんだから自分でどうにかしないと」な世間の声

その中で子育てするのってすごく辛いです。時代の境目、我が子の世代はもっと生きやすくなってるはずだと思って戦いましょうね。

別に子どもは欲しくて産んだしかわいいし、頑張っていいお母さんになりたいけど、昔のように母親になること自体にはメリットがないのですよね。
「子どもを産んだことにメリットを求めるな!」とは言われたくないのですが……勝手に負担を背負い込んだワガママな奴として扱われているような気さえしてしまいます。

母親たちの世代は、仕事が楽しくてもやめないといけないとか、結婚したくもない相手でも独身ではいづらかったからしょうがなくお見合いするというような辛さもあったとは思います。

でも、今よりはもっと子育てに対して世間が受け入れモードだったし、育児中ならしょうがないよねえというような許容範囲は今より大きかったんじゃないかなと感じます。

出産しない人にデメリットがあるのは間違っているしその点は現代の方がずっといいのですが、少なくとも昔は出産した人にメリットはあったのです。

だから、現代の母親をしている人たちが大変!辛い!とどれだけ叫んでいても「でも幸せでしょう?」「今は辛いけど、ゆくゆくいい思い出になるのよ〜」なんて声でかき消されていくのですね……。

いやいや、今どき子育ては人手も足りない時間も足りない、景気は悪く社会保障も治安も悪い、天候さえもアウェーなのですよ!!ちょっと助けてください!

子どもは管理せず主体性を持たせて育てましょう(でもちゃんと管理して?)

他にも色々断絶が大きいですよね。

「子どもはお母さんがちゃんと管理しないと!」な親たちの声
VS
「過干渉な親は毒親!子どもの主体性が大事!」な世間の声

ぶっちゃけ、今の子育て中のお母さんが親から受けた教育を子どもにしちゃうと、もう毒親認定されちゃいそうじゃないですか?
時代がもう全体的にゆる毒だったのですよ。

お母さんの干渉の程度によって子どもの成功や収入は変わるのです!というのが常識の時代に私たちは生きていたし、まだ「女の子は結婚子育て!男の子は大卒一流企業!」という意見が大手を振っていました。

親が叩く、怒鳴る、外に出す、みたいなこともまだまかり通っていたし、それが子どもの将来のためなんだ!と言われたらもう逃れられない。
子どもである私たち側も「ああ、ソウナンスカ……」って愛情なんだと思うしかなかったですね。

でも今、全く違う時代になってしまいました。「女の子は将来子どもを産むんだから」なんて話をだすだけでも気をつかいますし、聞いた人には眉を顰められるでしょう。
名前を付けるときでさえ、性別を強く押し付けないように中性的なものにしておくのですもんね。もう、時代が全く私たちが育った頃と断絶しているのです。

そんな中で、私たち子育て世代は新しい育児の正解を見つけなければいけません。
親たちから受けた教育が全く参考にできなくなってしまったのですから。

子どもたちが主体性を持って、生きたい道に行けるように。
親は先導せずにのびのびとさせてあげて、でも道がないのは困るから進む先は整えてあげないと。でも社会に迷惑はかけないようにある程度は管理しておいてくださいよ、という無理ゲー状態。

どうやれっていうんじゃい。

でも仕方がありません。先例はとてもとても少ないですが、試行錯誤しながら時代を切り開いてゆくしかないのです。

親たちの子育てに疑問を持てる親が正解なのかもしれない

現代を生きていると、自分の受けてきた教育って間違っていたんじゃないかなって傷つくことがあります。

それが深く生活に影響するようになると、アダルトチルドレン(AC)というふうに言われたりもするのですが、もしかすると今の親世代はみんなちょっとずつ子育てする中で傷ついているのかもと私は感じます。

私も親のような子育てがしたいから参考にして、親の真似をして同じように関わっている!という人、どれほど多くいるのでしょう。
今の自分の立場や生き方にある程度の満足はしていても、じゃあ同じような思いを子どもにもさせたいと100パーセント思える人はなかなかいないのでは……。

受験勉強にしても、習い事にしても、生活態度のしつけにしても、不必要なことや言われたくないこと、理不尽なことがたくさんあったのが私たちの育った時代でした。

だから、そんな理不尽の中で育って、同じ思いをさせないで子どもを幸せに育てよう!としている現代の親たちって、すごく強くて尊い!と思います。

自信を持ちましょう、胸を張りましょう!
まだやっぱり私たちの周りは理不尽な気もするけど、戦って次の時代に無事に子どもたちを送り届けましょう!

理想の親になってやりましょう!うまくいかなくっても仕方がないじゃないですか。だって自分はその理想を受けられなかったのですから。
お手本も少ないんですもの。自分が育った時代に疑問を持てることが、強さです。

もし、内にある子どもの自分が泣き出したら

育児中、私だってもっとこんなふうに愛されたかったって、大事に扱って欲しかったって泣き出す子どもの自分が現れてしまうかもしれません。
そうした時に、現実の子どもに重ねて丸ごと受け止めてやるか、現実の子どもが憎たらしくなって辛くあたってしまうか……。
そこは大きな二つの分かれ道です。

親としての自分の内側から現れた、泣き出す子どもの自分と今の自分を重ねた時、子どもに戻ってしまうと、現実にいる子どものことが許せなくなったりワガママに感じられたりします。

でも、本来子どもなんてワガママで勝手で自己中心的なのですから、それを親がどうこうしようもありません。

「そうだねえ、嫌だよねえ」なんて話を聞いてやりつつ、やらないといけないことをいつかできるように付き合っていくしかないのです。
育児なんて簡単にいうとそんなものです。

その勝手さを、これは許せない!正さなければ!と感じた時、親としてでなく大事にされなかった子どもの私が出てきています。

そうしたら、大人にしかできないこと……オヤツの買い食いとかお酒とか夜更かしとかをしてその子をなだめてあげてください。
だってあなたはもう、親の許す範囲でしか生きられない子どもではないのだから。なんだってできるんです。

戦いましょう。
よい親に、自分自身がされたかったようなことをしてやる、理想の親になりましょう。
今日はうまくいかなくても、そのうちうまくいきます。だって、子どもには未来があります。もちろん親のあなたにもあります。

盲目的に親の真似をすることを選ばないあなたは、すごく強くて正しい母親です。負けないでくださいね。一緒に、理不尽な世の中でがんばってやりましょうね。

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