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IDGsツールキット紹介(Relating編)

はじめに

ツール紹介の4回目となる今回は、Relatingの「思いやりのトレーニング」を紹介する。
自分自身と他者との関係に意識を向け、自身の心の変化にも気づかせてくれて、思いやりを心の習慣にしてくれるワークだ。


思いやりのトレーニング(コンパッショントレーニング)

思いやりのトレーニングは、自分自身の呼吸に意識を向けるで、今ここにある状態を感じることからスタートし、自分自身に思いやりの心を向け、同じように身近な人に思いやりの心を向け、少しずつ遠くの人に思いやりの心を向けていくトレーニングだ。
このワークを実践してみると、少しずつ遠くの人に思いを向けようとすると自身の心が変化することにも気づくという声が聞かれる。
何かしらの気づきが生まれるワークだ。

やり方

以下に、ツールキットに記載のやり方に改良を加えたものを紹介する。

1.あなた自身、あなたの内面、あなたの身体、そしてあなたの呼吸とつながることから始めましょう。 そうすれば、判断や自己批判 (またはセルフ・コンパッション(自己への慈しみ)) なしで自分と向き合うことができます。つまり、この状況では自分の考えや感情に執着しません。
目を閉じ呼吸に注意を向け、息の出入りに意識を集中させて心を沈めていきます。

2.思いやりを届けたい人物を思い浮かべます。まずは自分自身にむけて、心の中で次の言葉をゆっくりと丁寧に一言一言味わうように唱えてください。
「私が痛みや苦しみから解放されます様に。
私が健康でありますように。
私が平和で幸せでありますように。」

3.次に、親しい人に思いやりを向け、同じように判断することなく関わります。身近な大事な人を思い浮かべます。
「私の大事な人が痛みや苦しみから解放されます様に。
私の大事な人が健康でありますように。
私の大事な人が平和で幸せでありますように。」

4.その後、それほど親しくない人や、対立している人に思いやりを向け、その人が元気で幸せで、平和であるようにと願うことを加えることもできます。
「痛みや苦しみから解放されます様に。
健康でありますように。
平和で幸せでありますように。」

5.思いやりに満ちた心を感じながら再び自分の呼吸に意識を向けます。
数分間呼吸や身体に意識を向け、準備ができたらそっと目を開けてください。

6.また、自分が関心を寄せる人たちに対して、寛大さ、もてなしの心、優しさなどを実践することで、他者の苦しみを和らげるエクササイズを追加することも可能です。

「IDGs変容する組織」ツールキット紹介を参考に改良
参考「マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命」

そのほかのツールキットも知りたい方は、下記の書籍もご参考いただきたい。

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