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大間マグロの謎を解く

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「大間まぐろ」のブランドで知られる青森県大間町でクロマグロ資源管理の実情を調べてみました。
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2022年9月の記事一覧

「大間まぐろ」商標貼付は竜飛から尻屋までの海域で獲れたクロマグロに限る~大間漁協組合長語る

「大間まぐろ」商標貼付は竜飛から尻屋までの海域で獲れたクロマグロに限る~大間漁協組合長語る

 マグロの最高ブランド「大間まぐろ」の商標ステッカーを貼る対象は、竜飛崎から尻屋崎までの津軽海峡で獲れたマグロとするーー地域団体商標「大間まぐろ」の権利者である大間漁業協同組合(小鷹勝敏代表理事組合長)は、太平洋沖で獲れたマグロには「大間まぐろ」の商標を貼付しない方針を決めた。小鷹組合長が明らかにした。

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発行手続きが不透明な国産クロマグロ「商標」は産地偽装の温床になる~築地魚市場(株)はお粗末な「冷凍メバチ」原産国表示間違いに学べるか?

発行手続きが不透明な国産クロマグロ「商標」は産地偽装の温床になる~築地魚市場(株)はお粗末な「冷凍メバチ」原産国表示間違いに学べるか?

メバチ2万3千本の産地がウソだった

 関東農政局から築地魚市場(株)に対するメバチマグロ産地誤表示問題についての立ち入り検査報告書等の写しが手元に届きました。

 同社が扱った輸入冷凍メバチマグロについて、間違った原産地を表示したものが2018年4月23日から2021年10月12日までの間に少なくとも23,530本(1,376,201.4kg)あり、一般用生鮮食品として133社の仲卸業者等に対し

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