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柏木公宰のエッセイ 第六十五回「隣の芝生は青い」


「隣の芝生は青い」という言葉があります。

他人の物が自分の物よりも良く見えてしまうという意味だそうです。

物に限らず環境や能力なども人の物というのは
良く見えてしまうんですよね。

あの人はしっかりしていて、ちゃんと自立しているのに自分は・・
とか
あの人はすごい魅力的なのに自分は・・
とか

つい自分と他人を比べてしまうんですよね。


でも人の物を羨んでもあんまり意味がない。

最近そう感じるようになってきてます。

理由は人の環境や能力や持っている物を自分と比較したところで
自分自身は1mmも変わっていないから。

おそらく自分が変わりたいと思っているから
人と比べてしまっているのです。
でもそんなことしたところで何も進んでいない。
正しい方向にも間違った方向にも進んでいないのです。

だから自分が変わりたいのなら人がどうしているかとか
気にしない方がいい。
まずちょっとでもいいから自分が思う何かをやればいい。
間違ってるならやり直せばいいし、正しいかどうか分からないなら
様子をみながら気をつけてやればいい。
それでも分からないなら人に聞けばいい。

人の生活を覗き見できるSNSの時代だからこそ
人と自分との格差をリアルに感じてしまうことがある。
でも、そんなことを自分の中でやったところで無駄なんです。

人は人。自分は自分。

自分の一生は自分のために使いましょう。


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