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柏木公宰のエッセイ 第十三回「昔のアルバイトの話~ビジネスホテルのベットメイク~」

さぁ、今日も昔のアルバイト話をしよう。

今回はビジネスホテルのベットメイクのバイトをやってた頃のお話をしたいと思います。

ちなみにこの時期に僕は劇団現代古典主義に入団しました。

年齢は23歳(たぶん)。

結論から話しますと僕は向いてないのか、全くもってベットのメイクができませんでした(苦笑)

結構難しく、三角折り?みたいな技術がありまして、それを器用にベットの四隅にするのが全くもってできなかったなぁ・・

ちなみに仕事の流れはシーツ回収→部屋の掃除→ユニットバスの掃除→お昼→ベットメイク→廊下掃除→ゴミだし・・とかなり大変でした。

(・・というか俺がやってきたバイト、ゴミ出しや掃除ばっかりやな)

たしか1フロア20部屋ほどあって、3、4人で一人一部屋づつやっていくスタイルでしたね。

全ての部屋が完了したら次のフロアに移動し、また20部屋掃除とシーツ回収をやっていく。

この時回収したシーツをエレベーター付近に持っていきます。あとで業者の人が回収してくれるので、少しでも持っていきやすいようにエレベーター付近に置いていくのですが、このシーツの山が殺人的に重い!

一人で何部屋も掃除した後なので、情けない話シーツを持ち運ぶ力が全然でない。薄くて軽いシーツも束になればえげつない重量になるので侮ってはいけませんなぁ。

全てのフロアを終えたらお昼休憩、その後はおまちかねベットメイク!

ただ僕はベットメイクが苦手だったため、廊下の掃除とゴミ出しを担当。

全フロアの廊下と部屋を一人で掃除機がけ。超大変。

ちなみにこのバイトは夏が一番大変でした。

部屋の掃除はほぼサウナ状態。

廊下清掃も窓を開けっぱなしにするのでこちらもほぼサウナ。

おかげさまで3、4kg痩せました(本当に)。


最後は一番上のフロアから順にごみ回収。

各フロア既に袋に入ったゴミを、エレベーターに乗せて回収していきます。

たまにおばちゃん従業員が遅れてゴミを持ってくる時がある。

エレベーターでゴミを回収する僕におばちゃんはこう言います。

「ちょっと待って”ゴミの人”!これも持っていって”ゴミの人”!」

誰が”ゴミの人”やねん(笑)。社会のゴミみたいな言い方やないか!

ちゃんと”ゴミ出しの人”と言って!

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