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柏木の短い読書感想文『目黒 冬弥 /メガバンク銀行員ぐだぐだ日記 このたびの件、深くお詫び申しあげます』

こんにちは。お久しぶりです。柏木です。
そして今日は、これまた久しぶりの「短い読書感想文」をお送りします。
今回ご紹介する本は目黒 冬弥さんの銀行員時代の自叙伝『メガバンク銀行員ぐだぐだ日記 このたびの件、深くお詫び申しあげます』です。

こちらの作品、一言で表すと・・

”個人的に心を動かされたのは、M銀行のひどさよりも目黒さんのひた向きな姿勢に尊敬しかありません。”

目黒さんは大手M銀行の行員で現在も働いているそうです(おそらく目黒さんの名前も仮名)。

行員になって30年になるそうなのですが、目黒さんが見てきたM銀行の杜撰さやパワハラともとれるやり方。全て生々しく詰まっております。

「これはバレたらヤバいんじゃないの(-_-;)」と恐る恐る見てましたが、M銀行に対してひた向きに頑張る目黒さん。
家族のために一生懸命に働き、お客様のためにリスクを負って動く目黒さん。

この本を中盤まで読んでいると、M銀行のヤバさよりも目黒さんを応援したくなる気持ちが勝ってしまい、いつのまにか目黒冬弥ファンになっていました。

M銀行のことを赤裸々に話している本なので「暴露」や「復讐」といったイメージをもたれるかもしれませんが、そんな負のイメージよりも目黒さんの銀行員としてのプライドが光り輝いているようにみえる本だと個人的に思っています。

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