子どもと一緒に読んでみたい『逆ソクラテス』

もしも子供の頃に『逆ソクラテス』を読んでいたら

人生が変わっていたのかな…?

子供の頃、世の中の出来事やルールに疑問を抱いても

絶対的な正解を知っている人は周りにいなくて

いつか、どんなことを聞いても答えてくれる存在に出会いたいと

小学生の頃、何度も心の中で願っていました。

世界の全てを理解したいという好奇心なのか

人間の感情の不合理さを解明したかったのか

子供の頃に抱いた疑問の答えは

まだ見つかっていないものもありますが

『逆ソクラテス』を読むと

正しい答えよりも、自分がどう在りたいか

そのために出来ることは何なのかを問い続けて

間違っても、答えが見つからなくても

何度でも疑問に挑み続けることが大事なんじゃないかなと。

正解を探したり、何も行動せずに考え続けているのは

自分の中では何かをしているつもりなんだけど

周りから見たら何もしていないのと同じで

実際、考えてるだけじゃ環境は何も変わらなくて

だったら、ダメかもしれなくても

出来る範囲で少しずつ

新しいことを始めていくと

2年くらい経つと

見える景色が変わってくるから

そのくらい気長に続けられることで

また新しく何かを始めてみたいな。


文庫本の最後に

『逆ソクラテス』文庫化記念インタビューが載っていて

伊坂さんの「決めつける人が苦手なんです」という一言に、物凄く共感して👀✨

インタビューの内容からも作品が生まれた背景が垣間見えて

私も、こんな風に言葉を届けられる人になりたいなぁ…なんて

畏れ多くも憧れを抱いてしまいました😇

そのくらい、『逆ソクラテス』には普段から漠然と感じていたことが物語の中に散りばめられていて

先入観や思い込み、決めつけや価値観の押し付けにならないためには、どう考えたら良いのか

どんな言葉を自分の中に持っていると、周りに流されないのか

人生を振り返った時に、少しでも後悔の少ない道を選べるように

いつか子供たちと一緒に本を読めたら

感想を語り合いたいなと思っています😊


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