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『狂つた一頁』映画感想。※どんでん返しあり


川端康成、犬塚稔などが脚本を書いた白黒のサイレント映画。

あらすじ
ある精神病棟で雑務に従事する男には一人、目にかけている女性患者がいた。
ある日その患者の歳の離れた妹がお見舞いにくる。
男は、あろうことか自分より20歳以上は年下であろうその妹に一目惚れしてしまう。
叶わぬ恋と知りながら、コマ使いの少年に促され、姉の外気浴をだしにし妹と交流する男だが、男性患者が暴れ出したため、うやむやになってしまう。
そんなある日、近所で祭が開催される。
福引で一等を引いた看守は当てた品を妹にプレゼントしようと大きなつづらを神輿のように担ぎ、混み合う道中をほくほくと縫い進んでゆく。
一方、彼女には恋人がおり、その恋人と近々婚約することが決まっていたー
祭りの次の日、彼女は姉の容態を訪ねに顔馴染みになりつつあった男のもとを訪ねる。
去り際の妹に婚約することを告げられる男。
動揺し、結婚を止めるように彼女を説得しようと声をあらげる。
彼女はそれを振り払い逃げるように飛び出ていく。
その晩彼は決心する。
彼女の姉を病棟解き放つことを。
姉を家に帰し、婚約を破談させるために。
思うようにことが進み、檻を開け放ったのだが、怖がる姉は檻から出ることを拒否する。
彼女と揉み合いになっている内に騒ぎに気づいた医師に見つかり、彼は衝動的に医師を殺してしまう。
騒ぎが大きくなり患者たちと同調するように次第に自身も錯乱していく男。
笑みを浮かべたおかめなどの面を顔馴染みの患者たち付けさせ、自らもそれを被り皆で楽しそうに身体を揺する幻覚や白無垢姿で婚約者とドライブする妹が車から姉を助けようともがく幻覚、廻るタイヤの円環の幻覚が重なり、現実を浸食していく。
しばらくして、意識を取り戻した男だが、
殺したはずの医師の幻覚が見えるため、一見元通りの日常に見える。しかし、今は捕らえる方ではなく囚われの身になっている。
周囲の人たちにとっての彼は変わって見いるのに、彼自身は気づかない。
幻覚で作った籠城に無意識に閉じこもる彼は抜け出せない孤独の入り口で1人、焦燥感を感じている。



…というのが、ネットであらすじを読むまで勘違いしていたあらすじです笑

映画を観て捉えたあらすじと実際のあらすじがかなり違っていて、ショックを通り越して笑えてくる。

祭りという非日常にしか居場所のない男の悲哀とその末路か。。とか思っていたのに、思い損だった笑

映画でこれだもん、現実ではどれくらいとち狂った物の見方をしているのだろうか。。
こちらも不安になる反面、笑いが込み上げてくる。

なんでも面白く感じてしまうのは良いのか悪いのか、わかないけど、面白いのだから仕方ない。

本当のあらすじを知りたい方は“狂った一頁”、検索してみてください笑





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