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【詩】虹色蛆虫

恋を失ったあの日から

言葉が産まれなくなっていった

色付きだった世界から

少しずつ色彩が欠けていく

死骸に群がる虹色の蛆虫たち

少しずつ消えていく

いつしか白と黒

そしてほんの少しの線しか残らない

いつも何時もどんなときでも

“少しだけ足りない“

その気持ちだけ

小さく閃き閉じていった

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