生きにくい世界で
今日は久しぶりに太陽が顔を出している。
心地良さを帯びた風が優しく頬を撫で、今日が晴れであるということを認識した。
時計の針は朝の7時を示している。
私はソファから体を起こし、顔を洗いに行った。
襲い来る視界の歪み、激しい頭痛、こみ上げる吐き気――――
体はとうに限界を訴えていた。
睡眠障害を引き起こしてからもう2週間が経つ。
最初の1週間は過眠症。
毎日15時間前後も寝てしまっていた。
そして今は不眠症。
1日30分も寝ていない日々が淡々と続いている。
目を閉じるのが怖いのだ。
一人で、虚無と戦うのが嫌なのだ。
死ぬかもしれない、死にたい。
死にたくなんてないのに、死にたいなんて願ってしまう。
己の惨めさ、醜さにどうしようもない絶望と殺意を抱く。
殺してしまいたい。
自殺してしまいたい。
顔を洗った私の顔は、酷く醜かった。
あぁ、汚らしい。
充血した目、大きな隈、開いた毛穴、大量のニキビ
思わず鏡から目をそらし、下を向いてしまう。
そして映る己の手。
指を切り落としたくなる。
殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい
私はキッチンに向かった――――――。
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