週刊少年ジャンプ2018年46号まとめ
皆さんこんにちは。今週のジャンプ、読みました?
2018年10月15日発売の46号の表紙は『ハイキュー!!』。現在の少年ジャンプではこの作品が『ONE PIECE』『HUNTERxHUNTER』に次いで3番目に長く連載が続いているそうですね。
そんな『ハイキュー!!』は因縁の烏野vs音駒戦がいよいよ大詰め。長年のファンは両校の間に積み重なったエピソードを振り返って感極まっている様子ですね。私もネカフェで読み返してみようと思います。
今週の読者アンケートに投票したのは、
1『ハイキュー!!』
2『HUNTERxHUNTER』
3『思春期ルネサンス!ダビデ君』
の3作品です。
『ハイキュー!!』は大詰めに至った試合の描写が凄いです。ほとんどセリフのないページに1プレーごとの選手の動きが凝縮され、まばたきも許されない緊張感が再現されています。もちろん烏野と音駒の長い関係が紡ぐ物語も濃密で、各選手の成長と心の交流の長い歴史が1コマ1コマから感じられます。圧巻です。
今週の『HUNTERxHUNTER』は旅団とカキン・マフィアのエピソード。カキン・マフィアの魅力は裏社会の人間でありながら理知的な姿勢を保とうとするところですね。さらに今週はマフィアたちとカキン王族との関係も少しずつ明らかになっていて、今後のクラピカたちの生存競争にも関わることを予感させています。意外だったのは第四王子・ツェリードニヒと彼の庇護下にあったエイ=イ家の関係。エイ=イ家組長のモレナが垣間見せた破壊衝動はツェリードニヒの禍々しい性格と相性が良いと思っていたのですが、王子はモレナの庇護に積極的ではない様子。しかしそれはそれでエイ=イ家を「狩ろ」うとする旅団との接触が早くなるのでは?と思わせます。
『思春期ルネサンス!ダビデ君』はインパクト大の新キャラ、「真実の口先生」が登場します。この先生、ダビデ君や小便小僧君よりも描き込みが多い上にやたらとデッサンが正確です。作者の黒木雄心先生の高い画力が活かされています。というか、毎週ダビデ像をこんなに描き込めるのがすごい。その上見開きで「キュクロプス」(リンクはwikipedia)の模写までやってのけるのだから、黒木先生の画力と美術の知識は本物です。何も知らない読者にいきなり一つ目巨人を見せつける心臓の強さもすごいですが。
アンケート以外に注目の作品ですが、今週は島袋光年先生の『初めての持ち込み』と高橋和希先生の『THE COMIQ』、2人のベテラン作家の作品が掲載されました。『初めての持ち込み』は漫画家デビューした当時を描いたエッセイ漫画。島袋先生は過去に同期の尾田栄一郎先生との思い出をテーマにしたエッセイ漫画もジャンプ本誌に掲載されたのですが、その漫画も今週の作品も柔らかい語り口でなんとも味のあるエッセイに仕上がっています。
『THE COMIQ』は『遊☆戯☆王』の高橋先生の短期連載作品ですが、漫画をテーマにした本格サスペンス作品のようです。『遊☆戯☆王』で見せたようなド派手な絵を見ることができるでしょうか。それとも高橋先生の全く新しい魅力を見せてくれるのでしょうか。続きが楽しみです。
以上、週刊少年ジャンプ2018年46号まとめでした。
次の47号は、10月22日月曜日発売です。
そしてなんと、あの『ワールドトリガー』の連載が再開するという情報がネットで解禁されました!
私はこの漫画の大ファンで、何度も単行本を読み直して、続きをずっと待ち続けて、体調を崩していた作者の葦原先生を心配していたのですが、ついに続きを描いてもらえるようです。ニュース記事にあるように本格的な連載は季刊ペースで行うようですが、先生の体調に合わせて続けてもらえればそれ以上のことはありません。大好きな漫画の続きが読めて本当にうれしいです。
ということで、『ワールドトリガー』の続きも楽しみにしつつ、
また来週お会いしましょう。