週刊少年ジャンプ2018年44号まとめ
皆さんこんにちは。今週のジャンプ、読みました?
2018年10月1日発売の44号の表紙は、TVアニメが放送スタートする『火ノ丸相撲』です。アニメで描かれる高校相撲時代の火ノ丸の姿が懐かしいですね。
私が今週の読者アンケートに投票したのは、
1『火ノ丸相撲』
2『ジモトがジャパン』
3『鬼滅の刃』
の3作品です。
『火ノ丸相撲』はこれまで苦悩する火ノ丸の心情描写が長く続いていましたが、先週からは同世代の力士たちの思惑が交錯する展開になっています。火ノ丸と同じように苦悩する草薙こと久世はこの先どのように相撲と向き合っていくのでしょうか。この作品が新しい展開に入って面白くなった理由の一つに力士が次々に描かれることがあると思います。相撲という競技は勝負が一瞬で決まることがほとんどです。大相撲ではその短い間に力士の力がぶつかり合い、次から次へと取組が進んで行きます。今の『火ノ丸相撲』にあるのは、その大相撲に独特なスピード感だと思います。主要な力士の取組がたった1ページで描かれて次の力士が登場するのは逆に、相撲らしさを感じることができて面白いです。
『ジモトがジャパン』は私個人的にすごくお気に入りです。ギャグの緩急が好きです。今週は不条理ギャグの要素が多めでしたが、静岡名産のみかんの汁を目に入れるとかの悪ノリも笑えます。登場2週目にして解説ポジションに定着したヒデのセリフも秀逸。
『鬼滅の刃』の大きな魅力はキャラクター描写にありますが、今週はその魅力が格別に表れています。コミカルなセリフ回しと表情の描写が面白いですね。甘露路の語彙の乏しさに伊黒が頭を抱えるコマは笑ってしまいました。
そして今号ではジャンプ金未来杯最後のエントリー作品『ミストの解剖録』が掲載されました。今回の金未来杯の中ではこの作品が一番ストーリーがまとまっていて面白かったように思えます。ホラーテイストの作品が多かったのは世相を反映しているのでしょうか。金未来杯の作品については別に感想をまとめようかと思います。
以上、週刊少年ジャンプ2018年44号まとめでした。
次の45号は10月6日土曜日発売です。お間違えのないように。
それではまた次号お会いしましょう。