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忙しいことは良いことだ

「It is not enough to be busy. So are the ants. The question is: What are we busy about?」
「単に“忙しい“というだけでは不十分。みんな忙しい、🐜蟻さんだって忙しい。で、いったい何に忙しいのか?」Henry David Thoreau(1817-1862)

 現代人は忙しいって言われるけど、100年以上前にThoreauが言ってるぐらいだから、人類が言葉を喋るようになって以来口癖のように使っているのかも知れませんね。
ところでσ(^^)は忙しいと言う人が苦手です、特に会社。入社した頃の上司の一人はいつも「忙しい、忙しい。」と言ってほとんど席に居ない人。会議のはしごや現場に行ってたみたいだけど、そこから配下への指示が無くて、締め切り間近に他部門からのフォローがσ(^^)のところに来ることが常。ある日、「下に情報を落として下さい。」とお願いしたら、「俺が会社に入った頃の主任は、朝会社に来たら机に座って新聞広げて読んでたんだ!」と、お叱りを受けた。正直何を言われているのか良く分からず、入社する会社を間違えたと思った瞬間でした。
その後も「忙しい」が口癖の人達といろいろと仕事をしてきましたが、共通して言えるのはみなさんアウトプットが雑なこと。
「いや、時間が取れなくて。(でも、これで十分でしょ?)」
と、平然と言われる。ストレスを感じる瞬間です。
と、いうことでマネージャー職になった時に部下には伝えていたのは、「私は忙しいと言う人の仕事は信じない。」ということ。”精神論で文句を言わず兎に角やれ!”と、いうことではなくて、”何に忙しいのか”を考えて欲しかった。
 一般的に、期日通りにしっかりしたアウトプットをする人は、仕事が集中して本当に大忙しになるように思います。例えば、良い演技をする役者さんのところに沢山の仕事の依頼がくるような感じ。そういう大忙しの人に「どう?」と聞くとやはり「忙しい」と返ってくるので、励ましの気持ちを込めて、
「Busy is good!」
と、声を掛ける。忙しい=心を亡くした状態と言われますが、σ(^^)はそれだけは無いと思います。何かに没頭してフロー状態にある時って、日々自分を使い切ったような感覚になり、爽快感のようなものがあると思うんですよね。例えば、ジョギングした後のように。

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