静(冬)と動(夏)

「夏と冬どっちが好き?」という質問をされたとする。いままでは暑さにうんざりしているときは冬と答えていたし、寒さに嫌気がさしてきたら夏と答えていた。

が、最近変わりつつある。
冬ってこんなに寒かったっけ。自分の中で、冬の寒さが毎年更新を続けている気がする。

何故こんなことを思うかというと、「なんか活動したい」という思いが、「でも外は寒いよなぁ…」という思いに勝てなくなってきていると感じるからだ。そのままずるずると家にこもる。部屋で少しでも寒さを感じると、ますます動かなくなる。僕は調子のいいときは日常的にランニングをしているのだが、冬になって気持ちも下がってきた。外に出ようという意志が弱くなる一方だ。


夏との大きな違いが分かった。それは、動き出せるかどうか、だ。冬は、活動しよう、走ろうと思っても、寒いから活動のスタート時が辛いのだ。

確かに夏は暑い。でも少なくとも初動はできる。自動車もエンジンが温まらないと動けないし、アップ不足のアスリートも良いパフォーマンスはできない訳で、これは理にかなっていると思う。

寒くなってきて、ネガティブ思考になる回数が増えた気がしている。季節性うつというのもあるようだが、僕の場合はこれではなく、活動量の低下によって、太陽光を浴びる量が減っているのが要因かもしれない。日光浴はうつ病に有効だと聞いている。調子が良くなってきたら、少しランニングを再開していこうかな。


そんなわけで、「夏と冬どっちが好き?」と聞かれたら、答えは「夏」だ。

いや、来年の夏には「冬」と答えているかもしれないな…

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