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教えるとは普通にすること?

ATP自己最高ランキング24位…


西岡良仁プロの話。


ジュニア時代から、フォアについて、色んなコーチから直すように指導されたそうです。


でも、西岡プロは…

頑なに直さなかったそうです。


結果、そのフォアが、西岡選手のテニスの生命線となり、世界トップ20位に。。


確かに西岡プロのフォアは特殊。普通じゃない。


でも、だからこそ相手からすると、対応しずらく、それが、結果的に強みになった。。


もちろん、これは結果論でしかありません。。


でも、この話を聞いた時。。
コーチングの難しさと、テニスの奥深さを感じました。


西岡プロにアドバイスをしたコーチは、そのフォアじゃ強打ができない。


だから直すべきだ。そう指導したらしく…


それは間違っていません。


でも、逆に言えば、それは多くの選手と「同じ」にすることでもあります。。

つまり、普通にすること。。


物事には良い、悪いも、見方次第、捉え方次第で変わってしまいます。


これには、きっと正解はありません。。


これが、コーチングの難しさなんだと思います。

西岡選手のフォアは、強打ができない分、回転量や軌道の表現力が多彩で、それによってストローク戦で、重要な時間と空間を操ることができています。


攻撃力のなさを、展開力でカバーして、バックのカウンターで仕留めるパターンが、かなり多く。


そのクレバーな戦い方が、世界トップで戦えている要因だと個人的に思っています。


つまり…

テニスはただ速いボールを打てる選手が勝つスポーツじゃない。


ということ。


テニスの面白さは、きっとそういう部分なんだと個人的に思っています。

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