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「初見でも」ではなく「初見こそ」が面白い映画『THE FIRST SLAM DUNK』感想

見てしまった!

世代だから気になっていたが、映画で改変されたりしてないか、もしくは出来が悪かったりしたらと不安で絶対見るつもりはなかったです。ただネットフリックスで配信が始まったので視聴しました。

簡単に言うとよくキャラクターが動いていたなというのが第一感想です。子供の頃見たTVアニメはロボットのアニメの変身バンク以上に同じカットを使い回していて子どもながらにバスケットボールの躍動感が感じられないなと毎週思っていたものです。

よく動かすため3Dのロトスコープを使用したせいか、顔の影が足りないのか表情がのっぺりした感じに見えました。どんな表情?っていうシーンが少なくなかったです。

まあそんな感じで結構文句たれながら見ましたが一場気になったのは主人公を宮城リョータにしたことです。宮城リョータは原作コミックでは結構目立たないキャラというか掘り下げがあまりないキャラで井上雄彦が脚本もやっているからいろいろ書きたかったんだなと。別にいいんだ主人公を変えても別にいいと思うけど、もうちょっとホームドラマではなくて別のストーリーにできなかったかな。練習中のワンシーンとかメンバーとの交流のシーンにはできなかったのかな。

主人公を変えるなら思い切っていろいろ改変してほしかった

いろいろ不満はあるけど、ラストをリョータのアメリカでの活躍という新規シーンにするなら、終盤の花道の事故?からの背中が痛いのシーンはなくしてほしかった。
原作では花道が学校も休学してリハビリに専念しているというシーンで終わるので、その後リハビリを終えバスケプレイヤーに戻れるのかそのままバスケのできない体のままなのかわからない感じで、映画のように背中の故障があって原作と同じ世界線なら最悪リョータがアメリカで活躍している裏で花道がバスケができなくなった状態でどうなっているんだろうかと、もやっとなります。

思い入れからうまく楽しめなかった

本当はせっかく新作を出してくれたのなら、原作で描かれなかった花道のその後が気になるのです。井上雄彦の次回作がリアルだったことが花道は結局バスケできる体に戻れませんでしたというような匂わせかなと変に勘ぐっていたので、答えが出ると嬉しかったのですが…

私みたいに変な思い入れがない分初見の視聴のほうが楽しめると思います。なんかほかの人の感想も見ましたが、軽く知っていたほうがいいみたいな意見が多かったですが、私はむしろ事前知識なく完全初見で見ていいとおもういます。

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