今の自分にどのくらい満足していますか?

以前この言葉に心がえぐられるような気持ちになりました。なぜならその時の私は自分を偽って生きていたからです。

やりたい事やれていない、お給料に満足していない、好きな事をしていない。満足してるしていないを考える前にそんな現実に立つ以前の問題でした。

私が私を生きていない!

その事に気づいた時の衝撃といったら!頭をガツンと殴られて一気に目が覚めた感覚のあと、あまりに悲しく虚しく心がぎゅーっと締め付けられて大号泣。それも20人くらいの集まる部屋の中で。周りは何が起きたのかわからずオロオロ。私は感極まりすぎてボロボロと涙がこぼれ、話すこともできずその場を離れました。

私が生きていたのは役割でした

もちろん自分らしく過ごす時間もありました。何不自由なく充実した暮らしをして、お友達もいて、可愛い子供達もいる。理想の住まいで寛ぐ時間もある。周りから見るととても幸せそうに見えていたかもしれません。

だけど心のどこかに空いていた小さな小さな穴をずっと見て見ぬ振りをしてしまい、穴がどんどん大きくなっている事にも気づかず、本当の自分を偽って役割としての自分を前面に出し、違和感を無視して過ごし続けたのです。

その結果、心が壊れるような経験をし涙がいつの間にか溢れ、笑顔も消えていったように思います。

幸せは周りから得るものではない

あれがあればこれがこうなれば、全てが思い通りになれば、私は幸せになれると勘違いしていました。色々なものを手に入れるたびに感謝したり幸せを感じる事はもちろんありましたが、心の充実感、魂レベルの喜びは全く別の所に存在するとわかりました。

今の自分に満足する=自分らしく在る

自分らしさや本当の自分というのは、誰もが自分にしか分からない感覚をもっていると思います。肩書きや役割で本当の自分を押し殺す場面も多々あるでしょう。オンとオフ。内と外。うまく使い分けている人もたくさんいるのでしょう。私にはそれができなかったのです。

私は誰の人生を生きていたのか。心の小さな穴が大きな穴となり爆発してしまった後、私は自分を見つめる長い長い時間に入り込みました。




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