立場と役割とのギャップ

今回はFPと直接関係ない話になりますが最近、感じていることを投稿したいと思います。

コロナが始まり、仕事ではオンライン会議や出勤抑制、飲み会がなくなるなどお客さまと直接会えないという点以外は楽になったことが増えたと感じる一方、プライベートでは帰省を見送ったり、旅行や外食を控えたりと感染リスクを考えて、我慢することが増えました。

プライベートでマスクをせず大声で会話する人を見ると一瞬「マスクしてほしいな」と思いますが近づかなければいいだけなので、基本的にはこういった人を見かけても気にならないのですが仕事では別だと考えています。

会社の支店長が緊急事態宣言中に後輩や部下を誘い、ゴルフに行きました。屋外ですし、食事をすることもなく、コロナに感染したわけでもないので今のところ問題にはなっていません。

また、会社の喫煙所が屋内なので会話をせず、吸い終わったらすぐに部屋を出る「黙煙」を徹底しているのですが社員と大声でしゃべったり、喫煙所から見えるテレビに見入って長時間滞在しています。

ゴルフのことや喫煙所の様子を見て、喫煙者の僕は支店長が喫煙所にいたら入らず、途中で入ってきたらすぐに部屋を出ています。

感染リスクを考えてというより言葉は悪いですが見ていて不快だからです。なぜ、不快なのかをずっと考えていたのですが出た答えが

仕事上の立場、役割とやっていることのギャップの大きさです。

言葉の意味を調べてみると

「立場」⇒「その人の置かれている社会的な地位や状況」

「役割」⇒「その人の職務や地位に応じて与えられている期待や働き」

支店のトップですから、良くも悪くも影響力があります。仮に僕の支店で会社で禁止されている飲み会などで誰かがコロナに感染したら、自己責任であり周囲に迷惑もかかりますが「支店長も緊急事態宣言中に部下を誘い、ゴルフに行っていた」と言われたり、思われたりしかねません。

支店長以下の社員のコロナに対するハードルを上げるのではなく下げる行為をしている。このギャップが見ていて不快なのだと思います。

一方、後輩が仕事終わりに繁華街で彼女と食事に行くと聞いても「気をつけろよ」とはいいますがそこまで不快ではありません。それは後輩の「立場」や「役割」の影響力やギャップが小さいからです。(仮にコロナに感染した時は迷惑はかかり、影響は大きいですが)

この件に限らず、一般の方が路上飲みしているニュースを見た時の不快感よりそれなりのポストにある方々が飲み会を開いているニュースを見た時の不快感のほうが大きいのはこの「立場」と「役割」の違いなのではないかと思います。

その人の「立場」と「役割」とやっていることや言っていることのギャップに人間味があるなと寛大になれない僕の器の小ささも感じます(笑)



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