愛に関する社会の常識?

これから先ずっと一人で人生を終えるとして
そこに生じる寂しさや退屈には耐えれると思う
一人だから見えた世界を素直に感じられると思う
臭いものには蓋をしろと言われなくてもできると思う
愛されたい、が他人行儀に聞こえる今だったら
誰かに愛をもらったことがない私が、いや違う
人間の愛に気がつかない私が
この先誰かからの温もりと共依存を望めないのは当然のことだ
優しさと愛って何が違うの
気遣いと甘えって何が違うの
性欲にまみれた真実の愛ってあるの
あなただからと差し伸べた手を掴み返したことも
あなただからと近づこうとしたこともなかった人生なのだ
偶然気の合う誰かがそこにいてたまたまそこに寄り添って
ソリが合わなかったらそれとなく離れてた
反対に絶対に気の合わない人だと思ってても意外と話せる日があって
たじろいだことがあった
他人とはそういう仮暮らしな感覚で
この不安定な土台を固めるために
人は愛を囁いているんだと思ってるんだ
愛に魅力を感じないと駄々をこねる私は
多分そういう社会の常識を飲み込めない
だから過去も今もこれからもずっとずっと呼吸が苦しくて
目の前のことでさえ霞んで見えるんだと思う

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