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固い結び目が固い絆に見える日

先日、姪っ子の一人がめでたく結婚いたしました。

このコロナ禍ですから、パーティーなどはまだで、お祝いを渡すのも随分時間が経ってからになってしまいました。

丁度1年ほど前になりますが、そろそろ姪っ子の結婚も近いだろうと予想していた私は、その時になったら彼女に渡したいなと思い、首飾りを編んでいました。

ただ、私の作るアクセサリーは多分姪っ子の趣味ではないと思われたので、どうしようかと悩みました。

なにせ姪っ子の好みは、クールなもの、シンプルだったり、ユニセックスだったり、カッコイイもの、というイメージです。私のビーズ沢山、キラキラ、ヒラヒラは絶対にないなあ、と。

好みではないものを贈っても迷惑がられるかも・・・まあ、一瞬迷いはしましたが、叔母さんはどうしても彼女に贈りたいのです、諦めません。

なぜなら、タティングレースのこの結び目を沢山重ねて作る制作方法が、固い絆で日々を重ねながら共に生きてゆく新郎新婦に贈る贈り物として、まさにピッタリだと思ったからです。

私なりにちょっとばかり可能性を見出してみたジャンルが、ソフトなゴスロリです。ガッツリゴスロリ風でも、若くてスレンダーで色白の姪っ子なら似合うと思うのですが、多分嫌がるでしょう。なので、黒いワンピースなど着る機会のある時にどうかと、出来上がったのがこれでした。

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二つに折りたたんで箱に入れた写真なので、ちょっとイメージが変わりますが、チョーカーに近いサイズで、大きなコットンパールが真ん中に付いています。

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留め具の部分も含め、途中で糸の追加はしますが、最後までひと繋ぎで編んだので、途切れてないというのは、これまた結婚のお祝いにピッタリじゃあありませんか。

以前に記事に書きましたが、私の母の為に作った最初の首飾りの留め具がこのタイプです。

姪っ子よ、タティングレースの首飾りのように、途切れない日々と信頼を、強く固い無数の結び目のように重ねて、指の動きが悪くなる年になるまで(それ以降も)、仲良く幸せに暮らしてくださいね。


誰かの為に編むと私自身が幸せになりますし、発見があるように思います。自分の作りたいものがハッキリする時もあるし、誰のために作るかということを強く考える事で作品が変わる事もあります。

私のようなちょっとゴスロリに憧れのあるオトナ女子に向けて・・・

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結構気に入っています。



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