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ペルー・ボリビア旅行記 其の弐

勤続x年のご褒美休暇を会社からいただき、入社前から行きたかった、マチュ・ピチュとウユニ塩湖(ボリビア)へ。

其の壱を書いているが、時系列的にはその弐からが始まり。

女性2人旅ということと、なんだかんだ治安が悪いらしいと聞いていたこともあり、旅はすべてツアー会社に委託。
私も、友人にとっても初めてのパッケージツアー。現地でも、外出時はほぼほぼ現地のガイドさんがいる状況。いつものゲストハウスきまま旅のような面白さはないかもしれないけど、とりあえず安心の旅行だ。

1. 空港にて

1日目~2日目:ラタム航空(日本の某社との共同運行便)で成田を出発し、アメリカ経由でペルーの首都リマへ。
3日目:リマから、マチュピチュの最寄り空港のクスコへ

の、はずだった...

出発当日。約3時間前にチェックインカウンターに並ぶ。ちょうど他の便と被り、長蛇の列。

さて、ようやく自分の番が来て、手続きをしてもらっているその時。

成田空港の某航空会社スタッフの方:
「申し上げにくいのですが、みちこさまのESTAが承認されていないようです。」

?!?!

えっ?!

アメリカ経由の場合、例えトランジットでもESTAというビザが必要。

もちろん、ESTAはずいぶん前に申請した。特に刑事歴もないし、特別な医薬品も扱っていない。
申請したときに、申請翌日に確認するも「審査中」とあり、まぁ、通るだろうと思いつつ、すっかりその後の確認を忘れていたことを思い出した。

スタッフ:「米国入国管理局に確認しますので、少々お待ちください。」
私:「(まだ時間に余裕あるし)再申請とかダメなんですか?」
スタッフ:「二重申請になるのでやめてください」

そうなのか...二重申請するとかえってよくないのかもなと思いつつ、パスポートをスタッフの方に渡し、ひたすら待つ。

仕方ないので、ESTA申請のフォームだけは埋めておく。

待つこと一時間...

スタッフ「申請時に、すべてNOと答える必要があるところをどこかでYesと答えてしまっていたようです。再申請をしたとしても、判断には時間がかかるようです。」

まじか......

とりあえず、友人には先に行ってもらい

・ツアー会社に事情を説明
・ESTA再申請

をすることに。

友人が海外慣れしているのでほぼ心配なく送り出せたのは不幸中の幸い...だったかもしれない...

2. ツアー会社に電話をする

この段階での選択肢は、

①ESTAの申請をし承認を待ち、同一便でアメリカ経由で出発する
②翌日の同一時刻便で出発する
③アメリカに経由は諦め、カナダやメキシコ等、他の国経由で追い付く

ESTAの承認には時間がかかるってスタッフの方が言っていたな...と思い、当日出発(①)は諦め、

他の国経由の可能性の方が、早く追い付けると判断し、最初にツアー会社に電話をしてしまった。

今考えれば、この判断も、間違いだった...

ツアー会社緊急デスク:
「祝日は弊社は休みで、対応することができないのです。私はアドバイスするのみで...成田→アメリカ便以降の飛行機チケットが有効かどうかも分からないです。ツアー会社営業時間の翌日AM10時にならないと分かりません...」

えっ...ツアー会社、祝日休みってどういうこと...?というか緊急デスク、何のためにあるんだ...?!?!

気の毒に思った緊急デスクの方が、成田空港のチェックインデスク来てくれることに。

けっこう高いツアーだったのにな...と思いつつ、こういうときは意外と涙がでない。とりあえず、前に進もう。

3. ESTA再申請

緊急デスクの方が来ることになり、電話を切った直後、ESTAを再申請。なんと、申請10分後に、ESTAが承認された。

えっ...10分で承認されるんかい...承認が出ていないことが判明した段階ですぐ再申請しておけば間に合ったではないか...

しかし、時はすでに遅し。乗るはずだった飛行機はまだ成田の地上にいるものの、離陸待ちの列に。
つまり、乗れない

緊急デスクの方も、翌日の同一便がないか聞いてくれるも、なんと空きがないとのこと。つまり、ツアー会社が提携しているラタム航空での、アメリカ経由でのリマ入りは難しいことがこの段階で判明した。

緊急デスク:「これは...例えばデルタ航空にお願いすればなんとかアメリカでのトランジット間に合うかも」

ということで、成田空港の大きな表示を見つつ、色々な航空会社に当たる。

しかしながら、どれも搭乗30分前ということで締め切られてしまっていた。

とりあえず、この日は今後どうなるか分からないまま、自宅に戻ることに。

4. 自宅にて

だいたい、トラブルの時にはサービス会社は信用ならない。自分で何とかするしかない...と腹をくくり

1. とりあえずリマまで行ける便を探す
→なんとか、メキシコ経由でリマまで行けそうだったことと、空席が少なそうだったのでとりあえず手配。

2. それ以降、当初予定していた便が自動キャンセルになった場合に備え、空きがないか調べる
→めっちゃ空いてるじゃん...もしかしたら、追い付けたら、もともとツアー会社が手配していたチケットが使えるかも?と薄い期待をしつつ、とりあえずリストアップだけする。

布団に入ってからの入眠時間の短さに定評がある私も、さすがにこの日はほとんど眠れなかった。

5. 翌日10:00

早々に成田空港に行き、ツアー会社に電話。

ツアー会社担当:「ツアーパッケージの飛行機は、復路も含め、すべて自動キャンセルになっています」

まじか...

その後、いろいろやり取りするも、どうしてもチケットは戻ってこず、とりあえず昨晩自分で手配したチケットにてメキシコへ行くことにしたのだった。

旅は続く。

6. 今回痛感したこと&学び

①申請代の$14がもったいなくても、承認が取れていないと判明した段階ですぐに再申請すべし

後日伺ったことによると、「ESTA承認側のミス(転記ミスなど)がある」場合は電話でなんとかなるらしく、
再申請をすることで申請代金が二重にかかることに対するクレームに繋がるのを防ぐため、マニュアル上「原因がわかるまで再申請しないで」と言う決まりになっているそうです。

言うことを聞かずにすぐに申請していれば飛行機に乗れた.......😭😭😭 そもそも私の確認ミスなのですが...

②パッケージツアーは、最初の便に乗れないと、それ以降はすべて自動キャンセルになることが多い

これは、ツアー会社が提携している会社の仕様上、仕方がないことのようです...

なお、アメリカにトランジット目的で入国する場合、次の便のチケットがないと入国拒否されるとのこと。そうなると、不法入国目的と見なされ、それ以降アメリカのビザが降りにくくなるそうです。

つまり、今回の場合、緊急デスクの方の言う通りに、うっかりアメリカ行き(片道)だけ手配して出発していたら、不法入国と見なされた危険があったかもしれないとのこと...こわ...

③ 海外の航空会社との共同運行便は、共同運行側では交渉もできず、なんともならない
ツアー会社が何個か仲介業者をはさんでラタム航空(の委託会社)に発注していたそうで、日本の共同運航の航空会社側ではなんともならず。

確認は、しっかりしましょう...

其の壱はこちら。文化とは...?などなど考えています。

もし・・もし、サポートいただいた場合は、それを軍資金としたnote関連企画をしようかと思います。