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たんけんの書 そうび スマホにつける顕微鏡 編


おうちにいて飽きてきた...?そうか、それは、私の見えている世界を見せてあげたいな。
と、いうのも、私には、ちょっと変わった世界が見えているようなのだ。
ただ、私と同じ世界を見て、楽しむには、1つ装備が必要。


それは…
1000円以下で買える、
スマホにつけるだけの顕微鏡

わーわー!(*’ω’ノノ゙☆パチパチ


1. 準備するもの

・100均にある、スマホ顕微鏡。
こちらの記事だと、セリアかキャンドゥのレンズがおすすめみたい。ただ、倍率はちょっと低め。

・もう少し本格派のあなたには
リスコのモバイル顕微鏡がおすすめ。

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1000円もしないのに...なのに...めちゃくちゃキレイに拡大できるーー!
40倍あったら、最初は十分かな、と思います。
(個人的には、ぜひ、このくらいのレベルのをお子さまには買ってあげてほしい...)

【解説】
リスコのモバイル顕微鏡では、「見たいものの適正サイズ」で拡大倍率が表現されています。
larvaだったら、プランクトン...みたいな...
(それぞれ微妙に専門用語で表現されている...)



2. 顕微鏡で見てみるに、おすすめのものたち

40倍くらいに拡大して、楽しめるものをご紹介。
100倍くらいだと、もっと楽しめます。

2-1. ホコリ

子どもが好きなものの定番。汚いもの!
ホコリを見るだけだとすぐ飽きるので、質問をいくつかしてみましょう。

「ホコリは何でできていた?」

大人だってわからないでしょう?
ついでに、お父さんとか、お母さんとか、お子さん、そしてペットの毛も少し抜いて、観察してみましょう。ヒントになるかも。


まだまだ、ホコリだけで質問できますよ。

見つけたホコリはどうやって大きくなると思う?

実験しましょう。
いくつか、同じサイズのホコリを見つけて、油性ペンでホコリに印をつけて、部屋の色々な場所において少し放っておくといいかもしれませんね。
ホコリを大きくするのにぴったりなのは家の隅なのか、よく人が通るところなのか...

ここで、大切なこと。

ホコリや観察しているものは、
写真にも撮れますが、
必ずスケッチしましょう

お子さんが2人いたら、同じものをスケッチした後に2人で比べると、それぞれの視点が分かります。
人は、自分が捉えているものしか書けません。
こうやって、観察眼を磨いていきます。

(ちなみに、子ども向けって書いてますが、某家庭用品メーカーではホコリの大きくなりかたを、大人が真面目に実験してます)

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2-2. 虫のハネor葉っぱ

あまり3月は飛んでいないかもしれませんが...

トンボやカナブンなど、ハネが透明な虫のハネを観察すると、キレイです。ハエでもOK。

ちょうちょの羽根はこんな感じ。

ここで、飽きさせないための質問シリーズ

何で、外にいる虫や鳥は、ずぶ濡れにならないのかな?


えっ、図鑑をみて知ってる?...ほんものみると、また違うんだなー、これが。

何はともあれ観察&実験だ!!


ちょうちょの羽をとってきて、顕微鏡で観察したら、
ちょっと水滴を垂らしてみてください。

水はどうなりました?羽、水を弾きませんでした?

この状態を、スケッチするの、おすすめです。

そして、モンシロチョウなど幼虫を捕まえてきて、肌を顕微鏡で観察して、同じように水をかけてみましょう。

水を弾きませんでしたか?

リンプンやこまかーい毛があるお陰で、ちょうちょも幼虫も、ずぶ濡れにならないんですね。


ちなみに...もうひとつ質問するならば

じゃあ、どうやって水をはじかないようにできるかな?


...

......

答えは...

・台所とかにある洗剤をかける
・手で鱗粉をとってしまう

などなど。
洗剤は、水と油を仲良くさせることができたり、水自身の水滴を作る力を弱めるので、イチコロです。


ちなみに、脂でずぶ濡れにならないように守ってる生き物がたくさんいます。
鳥のからだは、羽毛+脂で守られています。鳥の羽根あたりは近所ですぐ見つかるからいいかもしれませんね😊


(昆虫だとGとか脂で身を守ってますね...だから、台所洗剤で油の膜を破壊すると、息ができなくて死にます。)

※虫がお嫌いでしたら、「水を弾くくらい新鮮な葉っぱ系の野菜」も、同じような現象が見られます。

葉っぱがツンツンしてる理由は、水よけだったり、虫除けだったり、いろんな理由があります。    

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2-3. 花粉(本当は150倍以上ほしい)

<観察方法>

①黒い布を渡します
②しばらく外に干しておきます。
③部屋の中にいれて、顕微鏡で見ます。

服についた、黄色いつぶつぶ、それが花粉です。

一応、画像は載せないでおきますが、下記HPをご覧になってみてください。http://gozu.tiny.jp/cafe/html/art/01102.html 

はい、ここで、質問シリーズ。

他の花の花粉も同じ形かな?

野の花の花粉を集めてみると、それぞれの意外と違う形をしています。

花粉は、本来、めしべについて、その中身をめしべにあげなくてはいけません。でも...

どうやって花粉は割れるのかな?

何はともあれ、実験&観察だ!

花粉の房をとってきたら...
※スギやヒノキの花粉の房の場合、花粉症じゃない方でもマスクをするのをおすすめします!

・水
・ポカリ
・塩水
・砂糖水

などをかけてみましょう。

...

......

実は、花粉は水分がないと割れません。
鼻水とか汗を垂らすと、すぐ割れます。
(ポカリだったら、すぐに割れたのでは?)

スギ花粉のアレルゲンは三種類あるのですが、

①表面の殻についているもの、
②花粉が割れて中から飛び出てくる中にあるもの...

といくつかあります。(特に中のものがよくない。)

アレルギー体質の方は、肌に花粉がついて(さらに皮膚の汗で花粉が割れ)肌が荒れます。
こまめに、おしぼりなどで肌を拭きましょう。

(ちなみに、私はスギ花粉関連の実験をしていたことがありまして、その時は花粉症ではなかったのですが、その2年後に花粉症になりました。辛いですね、これ。)

あ、話がそれました。 スギ・ヒノキの花粉じゃなくても、「どうやって花粉が割れるのか」は観察できますよ~。アレルギーではない花粉を選びましょう。


ね、家の中も、家の周りも、面白いものがたくさんあるでしょ?

もっとみてほしい世界、まだまだあるのですが...今日はこの辺で...

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こちらのnoteは、おぎさんちの双子ちゃんのツイートから思い付いたものです~。たんけん っていいな😊


もし・・もし、サポートいただいた場合は、それを軍資金としたnote関連企画をしようかと思います。