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物を大切にすること、手放すこと

家全体が必要以上のものであふれているなと感じていた最近。

特に気になるのはリビングの一角にある子どものおもちゃコーナーでした。
わが子は1歳のころから車が好きで、5歳になった今でも変わらず遊んでいます。そのためおもちゃの入れ替えや卒業がほとんどなく。

飲食店のお子さまセットやマクドナルドのハッピーセットでもらえるおもちゃもいくつもありました。

まれに欲しいものではないときはおもちゃをもらわない選択をすることがあるものの(親ばかかもしれませんがこれは感心しています!)、出先で食べたい物を尋ねるとやはりおもちゃ目当てでお店選びやメニュー選びをしているところがあります。

それらはあまり耐久性はないのに気づけばどんどん増えて、おまけだから車以外のものは思い入れが少ない、いや、ほとんどない気がするのです。

さらに最近は廃材で工作するようになり、自作のおもちゃがどんどん増えていきます。

誕生日におもちゃを買う代わりに、使っていないおもちゃを手放そうと声をかけ、一緒に片づけをしました。
取り組む前はいっぱい減らすと言っていたものの、本人に聞きながら進めると「これは取っておく」と言うばかり。

引き出しの奥からくしゃくしゃ丸めただけのように見える折り紙がたくさん出てきたときは、こっそり勝手に捨てようかと思ったほど。

いる、いらないの判断も、おもちゃを片手に「チッチッチッチ、ピーン!これはいる」と遊びながら行うため時間がかかるし、見つけたおもちゃで遊びだしてしまうことも。

彼にとってはくしゃくしゃになった折り紙も大切なもので、(その中の一つの紙飛行機は前の担任の先生に作ってもらったのを何度も遊んでくしゃくしゃになって自分で折り直したからさらにくしゃくしゃになったそう)使っていないものも下の子のために置いておきたいそう。
当たり前だけどちゃんと彼なりに考えがあって。
少ないもので身軽に生きたい私ですが、それを他人に強要してはいけないなと改めて感じました。

最後に怒りながら片づけたことを謝り、よく片付けれたね、とてもすっきりして気持ちがいいねと伝えると「ママだけで○○がいなかったら全部捨ててた?」と言われてしまいました。そんなふうに思われる態度だったのでしょう、反省です。

親の思いとしてはおもちゃも少ない量でたくさん遊ぶことを求めてしまいます。
そんな自分は30歳を過ぎてやっと物質主義から脱することができつつあるのに、子どもにそれを求めるのは無茶かもしれないと思い直し、またまた反省。

親の承認がなければ自分の意志でおもちゃを増やすことはできないこの時期のわが子は、おもちゃが増えることが嬉しくて、たくさんのものに囲まれているのが幸せなのかもしれません。

モノを大切にすることや、パパがお仕事をしたお金でおもちゃを買っていることも伝えていますが、今回のように増えすぎると手放すように声をかけると、子どもからすれば新しく買ってもらうには古いのを捨てたらいいんだと認識してしまわないか、と懸念もあります。
でも手放さないとスペースには限りがあるし難しい、、

おもちゃを買う際など、実際お金を支払うのも経験させたいと思いつつ、キャッシュレス決済を見る機会が多い我が子、お金と交換で買っていることがあまりイメージできていない様子です。

私が気をつけるのは親の気分などでは簡単には買わないということ、おもちゃを買うのは大イベントにすること、本人に選ばせる時を除き出来るだけ長く、いろんな遊びができるものを選ぶことがいいのかなと思っています。

今回片づけてよかったのは、私と息子がおもちゃ整理をしている傍らで夫も不用品を整理していたこと!
置物化していた家電も手放すと言ってくれたこと。
もう使っていないゲームソフトを買取してもらったら嬉しい金額になったこと。

家にあるものはみんな大切にしたい。
それは丁寧に扱い使うこと。眠らせないこと。


家を居心地良く、もっと大好きでたまらない場所にするために持ち物と向き合って、使っていないものは他の人に使ってもらえるようにする、使えなくなるまで使い切る、むやみに買わないことを心がけようと思うのでした。

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