書くことは生きること その11
私には何の才能もない。ただこれまで何かを書くことでピンチをすり抜け、生きてきた。誰にでもできる書くという作業が私にとっては生きることなのだ。『書くことは生きること』の実体験を連載する。
ラジオパーソナリティーになる ペンネーム『新崎もも』で『分散恋愛』を出版した私は、今度はラジオのパーソナリティーになる。なんて唐突な生き方なんだと自分でも思う。
偶然知り合った社長がいた。社長は東京でFM局を開局するのが夢だった。FMの電波は満員電車状態で、権利を獲得するのは困難を極