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【感想】山本浩貴「死の投影者(projector)による国家と死――〈主観性〉による劇空間ならびに〈信〉の故障をめぐる実験場としてのホラーについて」について
はじめに掲題作を読んだので、感想をまとめようと思いましたが、僕が分かったことを僕の言葉づかいで書いても話をややこしくするだけでしょう。代わりに本文中の主な単語について、用語集的な整理を試みることにします。 誤解を避けるために述べると、この投稿は「試み」の域を出ません。僕は怖いものがすごく苦手だからです。 より詳しくいえば、僕はホラー映画をはじめとする恐怖体験のためのフィクションを冷静に面白がれないので、この論考で扱われた作品をたくさん視聴することには極度の抵抗と困難を伴い
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