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【囲碁】棋聖戦2局目封じ手予想

奈良の興福寺で囲碁の第48期棋聖戦2局目が行われています。棋譜に関する地裁の判断も出たので、久々に囲碁のタイトル戦の封じ手予想をしてみます。

棋譜を「公表された客観的事実」として捉え、「表現の自由」のもと「個人的なアイデア」として封じ手予想と2日目の予想を記事にします。少しでも囲碁普及に繋がって欲しいので、ご笑納して頂ければ幸いです。

封じ手予想

白△と打った場面で封じ手となりました。

黒:一力棋聖 白:井山王座

左上の黒×が白に取られましたが、黒は左辺から中央にかけて広大な厚み(陣地になりそうで且つ戦いになった場合に有利な場所)を作ることができました。白は左上と右下に実利(確定された陣地)があり、2日目は黒の厚みがどれほど働くかが勝負の分かれ目になりそうです。

黒の封じ手予想は2つのパターンを考えました。
①左辺の厚みを補強するAやB、②白の実利を荒すCやDです。

パターン①

パターン①ですが、左辺の黒の厚みを活かしつつ白の陣地に制限をかける手になります。

封じ手Bの予想進行図

左辺の黒を盛り立てて、まだ黒からCなどが狙い目です。

パターン②

パターン②ですが、右下の黒の陣地に深々と切り込みます。白は左上の黒を取っているとは言え、思ったより陣地が少ないです。黒は右下の白の陣地さえ制限できれば厚みを活かして陣地を作り勝利を目指す予想です。

封じ手Dの予想進行図

パターン②のように白10、白12の地点に白石が来ると黒の厚みが働きにくくなるので、黒は悩ましい局面です。

個人的な予想はB

個人的に思い浮かんだのは「B」です。厚み派と実利派で意見が分かれそうですが、明日の決着を楽しみにしたいと思います。

久々に封じ手予想をしてみました。今年から本因坊戦の封じ手予想が消滅(1日制に縮小された)したため、「表現の自由」として棋聖戦と名人戦の封じ手予想はしてみたいです。

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