盤上のメリークリスマス
今年も盤上のメリークリスマスの時期がやってきました!先日投稿した次の一手を予想してみてください!の解説編です(白が私)。
黒23まで左上の黒陣地が大きくなりそうです。白24でどうすれば良いか…という問題になります。
ちなみに詰碁と異なり明確な正解はありません。あくまで私の打った手を言語化するために紹介しますが、もっと良い手がある!こんな手はどう?とアイデアのある方はコメント頂けると勉強になります。
何か工夫をしたい
右上の補強も兼ねて白24を考えましたが、黒25と一間ジマリされたりAと押されると左上の黒の陣地がかなり立体的になりそうです。
他人の芝生は青く見えると同じく、相手の陣地は大きく見えるものです。
実戦の白24(様子見)
実戦は白24と三々にツケました。左上で白の二眼を確保して黒の陣地を削減する!…という訳ではなくて黒の打ち方を見てその後の展開を決める様子見の一手になります(やはりAがお互いの好点に見えます)。
理想
仮に黒25とノビてきたら白26から生きにいきます。黒の陣地がかなり削減され白34まで進めば白の理想的な展開です。
実戦の進行
実戦の続きです。黒は25とハネて白24を取りにきました。白26から黒の陣地深く侵入しましたが、黒27と相手の方が固く打ってきたため白42まで進行しました。
結果的に陣地を広げようとした黒23(黒△)と左辺の黒を分断して白が打ちやすくなりました。元々黒の勢力下に打った白24の一手に対して、黒25,黒27と二手かけさせたので、白が一手アドバンテージを得る結果となりました。
左上だけで黒の陣地が40目近くありますが、白42まで白は上辺~右上の陣地が立体的になり白の楽しみな碁形になりました(最終的に左下の黒石を全部取って何とか勝つことができました)。
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