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囲碁とAIと持ち物検査

小学生の頃、持ち物検査を受けた方多かったのではないでしょうか?

スマホやゲーム電子機器の類など学校に持ち込めない規則もありましたね。

大人の世界でも、機密保持の観点から職場によってはスマホなど持ち込めない場所もあります。

日本の囲碁界でも規制が強化されています。

囲碁界の場合は機密保持ではなく、AIによる不正対局を防ぐためです。

囲碁界において、もう人類はAIに逆立ちしても勝てません。

つまり、AIを不正利用すれば井山名人にも勝つことが出来ます

実際に、昨年韓国で天才少女と呼ばれた若手のAI不正利用が発覚し、   1年間の対局禁止処分を受けています。

また、残念ながら日本の学生本因坊決定戦関東予選でAIを不正使用して失格となった選手も出てきています。

以上の経緯を踏まえ、日本棋院は規約を改定しました。

・対局前に電子機器を所定のロッカーに入れる

・対局中は電子機器の使用だけでなく所持しただけでも失格

昼食は外出不可

かなり厳しいと思われますが、人間同士の純粋な対局を楽しむためには仕方がないと思います。

昨日、日本棋院が抜き打ち検査を始めたので、記事にしてみました。

ただ、昼食直後の対局再開のブザーが鳴った直後に日本棋院が抜き打ち検査をしたのですが、対局者の立場を考えると適切なタイミングとは思えません。

昼食でリフレッシュして午後から頑張ろうと思った矢先に「はーい抜き打ち検査しまーす」は、ちょっと萎えますね。再開のブザー鳴ってますし。

本来の目的は、不正を暴くのではなく未然に防ぐことにあるはずなので、 空港にある金属探知ゲートを対局場の入り口に設置した方が人工の手間も省けて良さそうな気がします。

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