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囲碁六段挑戦記 その2(概要)

囲碁の昇段・昇級大会について書いていきます。

1.そもそも昇段、昇級大会はどんな感じ?

棋力認定大会で所定の成績を収めると出場した棋力に合格したことになり、成績に応じて免状の申請が可能です。

自分の棋力に合わせて申請し、原則的に同じ棋力の対戦者と、四段以下なら4回対戦、五段以上なら5回対戦します(図1を参照)。

対戦方式はスイス式の変則リーグ戦(勝者同士、負けたもの同士を対戦していく方式)で勝ち続ける程、強敵とぶつかる可能性が高くなります。

2.ルール(持ち時間)

特筆するべき特徴として、1日に4局~5局の対戦があるので、持ち時間が設定されています。

段位戦は40分、級位戦は30分です。

気を付けなければならない点は、秒読み(規定された秒以内に着手すること)が無いので、どんなに優勢でも所持時間を使い切った時点で敗北です。

その他特別ルールが設けられている可能性もありますので、出場する際は日本棋院のホームページを確認したり、対局カード(エントリー後、日本棋院から送られてくる当日の参加カード)をチェックです。

3.合格したら申請しよう 

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【図1】 通常の昇段大会

賢明な読者の方ならお気づきかもしれませんが合格=免状の取得ではなく、合格→金額を納付=免状を申請することが可能です。

例えば、初段で出場し2勝2敗で申請する際は33,000円を納付します。

同じく初段で3勝1敗の場合は半額の16,500円、全勝なら0円です。

この申請料金は段位が上になるほど、値段が高くなります。

4.私の場合と個人的目標設定(六段挑戦)

今回私が申請するのは六段です。【図1】をご覧ください。

通常の大会で六段の免状を取得するには、3勝2敗以上の成績が必要です。

ただし、今回は特例で【図2】の特別ルールが適応され、2勝2敗で合格となります。対戦数が1つ少ない分、かなり楽です。

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【図2】12/19特別ルール

ただし2勝2敗の場合の申請料は220,000円と高額になります。

半額110,000円なら工面できるので3勝1敗を目標としました。


読んでいただきありがとうございました。その3は2021.1.10更新予定です。目標が定まったので、次回は当日までの勉強方法を紹介したいと思います。

#囲碁 #認定大会 #イベントレポ #日記



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