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【囲碁】競技人口が10年で1/3以下に減少した件

今年もレジャー白書の季節になりました。2年連続で囲碁競技人口に関する記事を投稿したので今年も投稿します。昨年までの記事は最下部にリンク先を掲載します。


2023年の将棋・囲碁の競技人口

10月31日に発行された『レジャー白書2023』によると将棋の競技人口は460万人、囲碁の競技人口は130万人で両方とも減少しました。
囲碁が減少するのは(残念ながら)当然として将棋は昨年500万人の大台に乗ったので意外でした。

囲碁の競技人口の推移

囲碁の競技人口は2012年は400万人いました。そこから2021年180万人→2022年150万人→2023年130万人と2012年の1/3まで減少しました。
このまま対策をしないと来年には100万人を切るのではないでしょうか?

囲碁の競技人口を増やすには

私が思う囲碁普及の対策は2つです。

1.高齢層に対して認知症予防策として普及

ヤフーニュースによると囲碁の競技人口は30%が70代以上の方です。
これから日本は超後期高齢社会に突入するため認知症予防策として老人ホームや公民館などで囲碁に触れる機会を設けます。
アンチエイジングや認知症予防という明確な目的があり、そこから始まる碁縁で高齢の方が孤立するのを防ぐ効果も見込めます。

2.若年層には面白さや歴史的価値を学校教育で普及

最大の課題は若年層への普及です。私は「ヒカルの碁」を視聴して囲碁を始めましたが、漫画やアニメの創作物で面白さをアピールするのが有効です。

もしくは義務教育を活かして学校教育で囲碁に触れる仕組みを早急に取り入れるべきです。囲碁は「国技」と定められていて歴史的価値も高いです。
高校生は「歴史総合」が必修科目なので(名前が変わっていてビックリしました)、1時間でも囲碁に触れる機会を設けるなど強引な手段が求められます。

100万人割れを阻止するために

現役で囲碁を嗜んでいる方が自分にできることをするしか無いと思います。
私も今はnoteだけで囲碁普及をしていますが、老人ホームのボランティア(経験あり)や地域の公民館を訪れて指導碁をしたり…。SNSの勉強をして他の媒体を併用する必要もあるかもしれません。

微力ですが囲碁普及に繋がりますように。


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