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マジな話、火災保険申請ってどんな流れなんだ?プロじゃないけど火災保険マニアが教えるぜ!

建物の損傷が発生!

火災保険は、様々な形で起こる予想できなかったような不可避の損害に対して幅広く適用できます。

失火による火災だけでなく、落雷や台風、雹や大雪、台風や暴風、洪水や土砂暮れなど、多様な自然災害による被害による建物や家財の損傷に使えるのが特徴です。

このような自然災害があったときには、翌日に見てみると建物が部分的に壊れていたのに気付くケースが多々あります。

その際には火災保険を利用して修繕できる可能性があるので申請準備をしていきましょう。

損傷箇所特定

まずは損傷個所を特定して記録することが大切です。

・外壁に傷が付いた
・雨漏りで天井から水が落ちてきている
・屋根瓦が外れた
・雨どいがゆがんだ

など、色々なパターンがあり得ます。

損傷が見た目でわかるなら記録し、写真も撮影しておきましょう。

雨漏りのようにいつ見てもすぐにわかる症状ではない場合にも写真を撮っておき、できるだけに具体的に症状を書き留めておくのが大切です。

調査会社への依頼

火災保険の申請をするときには保険会社に連絡をするのが一般的ですが、その前に調査会社に相談をしておきましょう。

火災保険は対象箇所を自分で探して申請をして、補償範囲内の原因による損傷だと認められたときにだけ保険金が下ります。

調査会社に依頼するとただ申請をスムーズに進められるだけでなく、損傷箇所を探して災害との因果関係がわかりやすいように準備を整えてくれます。

また、修理や工事の見積もりをしてくれる場合もあるので強い味方になるでしょう。

調査会社によっては調査だけで書類作成などを依頼しなければ無料のこともあるので、積極的に依頼してみるのが大切です。

保険会社への連絡

損傷個所を特定できたら保険会社に連絡します。

電話による受付をしているので、オペレーターに災害の被害に遭ったことを伝えて質問に答えていきましょう。問題となった災害やその日付、損害の内容などについて簡単に聞かれます。

そして、保険会社から申請書が送られてくるので、必要事項を記入し、他の必要書類と合わせて送り返します

この際に損害の内容についての説明や写真を送付する必要があります。また、修繕内容とその見積書についても提出しなければなりません。

調査会社に見積もりを依頼しなかった場合には、別途リフォーム会社などに連絡して見積書を作成してもらいましょう。

保険会社側での調査

火災保険の申請書が保険会社に受理されると、内容の確認が行われます。それと並行して、保険会社の依頼で損害保険登録鑑定人が調査にやってきます

この現地調査の目的は本当に損害が存在しているかを見るだけでなく、経年劣化などの別の原因ではなく自然災害などによって生じた損害だと確認することです。また、修繕の見積書が適切かどうかも調査するのが通例です。

なお、この調査を実施するのは第三者機関なので客観的な視点から調査をしてもらえます。

保険会社側の審査完了、保険金支払決定

現地調査が終わると申請書類の内容と合わせて審査が進められ、保険金の支払いの有無や金額を決定します。

保険金額は必ずしも申請した通りになるとは限らず、調査によって災害によるものではないと判断された部分や、火災保険の補償範囲外だと認められた部分などには支払われません。

建物しか補償対象にしていないのに家財の損害について申請したような場合も同様です。

参考:給付金額の例などが記載されたサイト

保険金振り込み

保険金の支払いが決定したら、登録してある被保険者の口座にお金が振り込まれます。

火災保険の保険金は例外的なケースを除くと、申請手続きが完了した日から30日以内に支払う義務があります。

多くの家庭が被害に遭っていると混み合う関係で1ヶ月近くかかる場合もありますが、多くの保険会社では5営業日~10営業日で支払いをする方針を立てています。

工事or保険金受け取りで完了

保険金を受け取ったらすぐに修繕を依頼することもできます。壁に亀裂が入ってしまった場合のように、すぐにでも修理が必要なときには依頼をしましょう。

しかし、火災保険では保険金を受領した後、すぐに修繕を行うことが義務付けられているわけではありません。大きな災害のときには修理業者が混み合っていて対応できない場合もあるからです。地域によっては豪雪で次の春まで工事ができないケースもあります。

そのため、保険金を受け取るだけで終わりにしてしまって、タイミングを見計らって修繕を依頼するという選択肢も選べます。

保険申請の流れはこんな感じだぜ!

自然災害などで損害を被ったときには、このような流れで保険金を請求できます。

初めてのときには調査会社のサポートを受けるとスムーズです。自分で全部行うのが不安なときには相談して、より良い方法で保険申請を進めましょう。

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