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「オーイ! とんぼ」聖地探訪①とんぼと一馬がゆく〈熊本・武蔵塚〉編

先日発売した最新刊・26巻はもうお読みいただけただろうか。まだの方は、ネタバレになるのでご注意願いたい。

ありがたいことに、単行本が出て次の巻まで2カ月は長い! 待ちきれない! という声を多くいただく。ありがたいことこの上ないのだが、古沢先生もかわさき先生もただでさえご多忙な身。

単行本化する際には、再度全ページをチェックし、細かな修正を加えるほか、表紙のイラストや挿絵を描き下ろしてもらうなど、意外と多くの手がかかっている。ただ連載したページを1冊にまとめるだけ、ではないことをご理解いただきたい。

しかしイチ読者目線に立つと、やはり2カ月に1度では食い足りないのも事実。そこで、先生方には申し訳ないが、年末に27巻・28巻の2巻同時発売を敢行させていただくことに。現在、とくに古沢先生が額に汗して絶賛フル稼働中。
……と、恐ろしく多忙なはずなのに、どうやら最近ゴルフに行きまくっているとかいないとか。

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ともあれ、次巻の発売を首を長くして待っていただいている間は、なんとかこの拙文で食いつないでもらえれば、と遅筆にムチ打ってしたためていく。


前置きが長くなったが、今回の26巻は久々に、とんぼが高校生活を送っている熊本のお話。

そもそもなぜ、とんぼの通う高校が熊本になったかというと、原作のかわさき先生が熊本在住だから。

そんな安易な理由で決めたのか!と怒られそうだが
「ゴルフ環境という面でも熊本は素晴らしいんですよ」
とかわさき先生は胸を張る。

たしかに熊本は、不動裕理に古閑美保、上田桃子、有村智恵、笠りつ子……とそうそうたるプロを輩出している。

ゴルフ場も非常にカジュアルで、たとえば天気がいいからと予約もせずにふらっとコースに行って、午後からさくっと18ホール。都内なら練習場で費やすぐらいの金額で、1ラウンドできてしまうという。


さてさて、そんな熊本に久しぶりに戻ってきたとんぼ。

一馬という悔しいぐらいの好青年と出会い、意気投合する。

そしてある夜、たまたま二子女の2位おめでとう会で訪れた居酒屋「なか里」で、バイト中の一馬とバッタリ。

バイト終わりの一馬が、遅くなる前にと離席するとんぼを送って帰路に。

その道すがら寄ったのが、武蔵塚公園。

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実はここ、熊本市北区にある実在の公園。

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園内を進むと……

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発見!

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作品内にも登場する宮本武蔵の銅像が堂々と待ち構える。

ところでなぜ、熊本に宮本武蔵の像があるのか。
かわさき先生いわく「晩年は熊本にいたんです」。

武蔵というと、巌流島の印象が強いが、生まれは岡山とも兵庫とも言われ、関ヶ原の戦いや大坂の陣にも参戦、京都にも足跡を残すなど、神出鬼没。

そして晩年は、肥後藩主の細川氏に招かれ熊本へ。

細川氏への恩義から、死後も見守りたいとの遺言を残し、参勤交代の列を見守ることができる大津街道沿いのこの地に埋葬されたそう。なるほど、だから武蔵塚。

「実は立ったまま眠っているんです」

とかわさき先生。
え? まさかあの銅像の中に!?

「まさか(笑)」

お墓は公園内の別の場所にあり、藩主を見守るべく、甲冑を身にまとった状態で立ったまま眠りについていると伝えられている。


作品内でも、二刀を携え、眼光鋭く鎮座する武蔵像だが、目の前で繰り広げらえれるとんぼと一馬のやり取りに、思わずニコッ。


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実はこの演出、原作には書かれていなかったが、古沢先生のウィットに富んだアドリブで、なんとも微笑ましいワンシーンとなった。

戦乱の世を終え、いまごろ剣豪はどんな顔をして棺の中で眠っているのだろうか。(つづく)

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