映画ログ⑤「ラストマイル」(終始ネタバレあり)
こんにちは、Kasaです！
今回は2024/8/23に上映された「ラストマイル」について書いていきます！
なお、今回に関しては終始ネタバレ含みますので、ネタバレ厳禁の人はここで回れ右してください！
それから深読みヲタクなので、深読みしすぎています！
それではいってみましょう〜！
概要
あらすじ
11 月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界規模のショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。
やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく――。
巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり）は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生）と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。
誰が、何のために爆弾を仕掛けたのか？
残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか？
決して止めることのできない現代社会の生命線 ―
世界に張り巡らされたこの血管を止めずに、いかにして、連続爆破を止めることができるのか？
すべての謎が解き明かされるとき、この世界の隠された姿が浮かび上がる。
視聴感想(ネタバレあり)
アンナチュラル×MIU404
ラストマイルではアンナチュラル、MIU404の登場人物も出てきます！
色々ざっくばらんに書いていくので、ストーリーの展開を行き来していきすが、よろしくお願いします！
勝俣くん大きくなったね、ホロリ。
まじでMIU404の3話でイタズラ電話して、警察をおちょくってた子なんて到底思えないね、ガチで。
間に合わなかった寸前まで来たのに、今では四機捜のメンバー。間に合ったんだね、良かった。
元気なバイク便いるな〜と思ったら、白井くん！？
アンナチュラル7話ではミコト先生の言葉に救われてた高校生。「自分の人生は自分のものだよ」と言葉に救われたのかな？
この子はアンナチュラルの中でも数少ない間に合った子だから、こうやって映像で出てきてくれるだけでホロリしちゃう。
久部く〜〜ん、めちゃ成長してんじゃん。なんだったら、2作品の中でも鰻登りみたいに急成長してるじゃん。
UDIラボに入った時は、記者のスパイみたいだった自堕落医学生だったのに、今ではちゃんと医師として働いていて、心の中で拍手喝采。
しかも、自分がまだ学生だった時にきた、山﨑さんの存在をちゃんと覚えていて、最後の「バカなことをした」て言葉を忘れずにいる。
偶然か必然かわからないけど、きっと自分は一歩間違えていればそうなる可能性があったかもしれないと心の中で思っていたのかな？
でも、UDIラボで出会った人たちのおかげで、親や自分のことに向き合うことができて、今では立派に患者さんや刑事に説明することもできるようになったんだね。
今ではへっこぽ感は時たま抜けてないところは、ニコッとなっちゃう。
この時のミコトと東林寺の会話がのほほんとしててめちゃ和んだ。
中堂先生、全然クソが抜けてなくて笑った。
そんでなんでリモコン持っているんですか、坂本さん？
そのあと、ヤギさんがクソって回収してくれたの良かった。
アンナチュラルとMIU404の刑事をまさかのシャッフル！？
刈谷&毛利ペアは身長高すぎて、他の人たちと一緒に画面にいる時バグる笑
しかも何気に相性良さそうで笑い出しそうになりました！
昭和の頑固な刑事とそれを上手い感じで流す刑事。良いです。
刈谷さんの言い間違えをいちいち訂正する毛利さん、毛利さんが渋々礼状を出すシーンとか、毛利さんってめちゃ下の気持ちわかりますよね！？
だからアンナチュラルの6話で東林寺が「やだイケメン、かっこよくみえる」てなるわけです、はい、イケメンです、できる人です。
でも最後に、お互いのパートナーに戻って、あ〜これこれって思っちゃいました。
伊吹のきゅるの言い方がすごい微妙だったのは、もしかしてその時点で筧まりかが死んでいたのではないかと深読みヲタク。
というか伊吹いい意味で全然変わってないな！？志摩が甘やかしてる？そのままの感性を大事にしてほしいってこと？大事じゃん、相棒じゃん。
それから俺たちのメロンパン号がチロって出てきてくれただけで嬉しい〜！
隊長から署長の姿になって、さらに桔梗さんの美しさだけじゃなくて、立ち振る舞いがすごい凛々しくなってて、かっこい〜てなりました！
でも、一つ心残りなのが九ちゃんどこいった〜？
名前だけでも出てほしかったです、九ちゃんの成長ぶりも見たかった…。
焼死体を解剖するシーンで彼女(筧まりか)が自分の身を傷つけてまで、ブラックフライデーに対しての意思表示したことに対して、中堂先生が「見上げた根性だな」て…さすが8年間、恋人の犯人を探した男の言葉の重みは違うぜ…でも、つかさずミコト先生が否定するって、もうそれだけでアンナチュラルの2人の関係性を語っていると言っても過言ではないですよね！？
それまでアンナチュラル組はこれといった活躍がなかった中で、最後に爆弾落としましたね！？
ラストマイル
こちらも色々とざっくばらんに書いていこうと思います！シーンが点在しますので、ご了承ください！
ホワイトカラーとブルーカラー、上場企業と中小企業など、あらゆるところで対比構造が見れて、すごい丁寧だなと思った。
特に電化メーカーに勤めていた息子が言っていた「いい洗濯機を作ろうと思って作ったけどコストがかかりすぎてしまって、結局潰れてしまった」というようなセリフ。
いい商品というのは総じて高価なものが多く、結局は使えればいいといって安価なものを求めてしまうのが世の中。
でも、長い目を見ればいい商品はそれだけ長く使えて、尚且つ愛用品の一つにもなりえる！
安価なものも購入しますが、本当に大事にしたいもの、本当に長く使いたいものはいい商品を買おうと本当に思いました！
また食事一つとっても、今は高価なテイクアウトと家で作れるお弁当、また食事にかける時間など細かいですが、現実的すぎる…。
筧まりかの「ブラックフライデーが怖い」のシーンはいいですね、寒気を感じました。
筧まりかの黒髪と背景の雪景色が綺麗で、でもどこか不気味さを感じさせるようなシーン、良い！
メディカル製品が届かなくてみんながバタバタしているシーンは個人的にめちゃ冷や汗かいた。
一時期倉庫バイトをやっていた経験がある身と今現在医療系に勤めている身としてどっちもわかってしまったシーンだったから。
しかもメディカル製品って、めちゃ包むの大変なんですよ！滅菌服、ゴーグル、手袋など着て、視界不良の中作業するので大変…！
そんでもって、それが届かないとなると患者さんの命が危ないし、薬を届けられない！ガチでこれがめちゃ大変！
もしラストマイルのようなことが現実でも起きたら、と考えたら嫌な走馬灯が流れました。
ここまで豪華キャストなのに、まさかまさかの中村倫也出してくるのめちゃびっくり！？
私でさえ顔はご存じです、豪華…豪華すぎます…！
だけどセリフは少なく、ほとんど寝ているシーンだったのに、一つ一つの演技がゾッとするような感じがしました…。
特に印象的だったのは、ロッカーの鍵を入れられないシーンとベルトコンベアに向かって走っていくシーンですね。やばいです、鳥肌ものです。
映画のタイトル回収してくれるんですか〜！？
大好きです、そういうの。ありがとう。
物語の答えは最後にあらず、ふとしたところであるんだな。
(これは完璧蛇足ですが、「Summer of 85」はそんな感じでした。同性愛がテーマですが、こちらもおすすめですので、ぜひ見てください！)
ロッカーに書かれていた「2.7m/s→(70kg)0」の文字が筧まりかが知りたかった真相。
それを知ったエリナは、今まで頑なに止めようとしなかったのに、いきなり止めて、尚且つドライバーによるストライキ！熱い展開だ〜！いいぞ〜もっとやれ〜！
山﨑さんがやりたかったことをやり遂げだエリナ、凄すぎる…。これでちょっとだけでも報われたかな？と思うと涙出そう。
最後の爆弾の在り方が、まさかの映画の冒頭で運ばれた荷物…！
しかも暗証番号が「404」て！「NOT FOUND」じゃん！最初から見つけられないじゃん〜！てなった。
なおかつ、その荷物が何回か揺れたり、落ちたりして最後の最後で緊迫感がすごい！
爆発しちゃう〜！てタイミングで息子が洗濯機を見て、そこに放り込んでことなきを得るって、泣きそう。
ラストシーンはそれぞれのオマージュなのではないかと深読みヲタク。
ドライバーが親子に荷物を届けるシーン→中堂さんが彼女の父親からイラストを渡すシーン
荷物がどんな経路で運ばれているのかというシーン→機動捜査隊が車で巡回するシーン
だけど、これらはどちらもラストマイルに深く関わり合っているからすごい！
最後、エリナにロッカーの鍵を渡された梨本くん。
そのロッカーを一生懸命探す五十嵐さん。
だけどそんな最中、ベルトコンベアを見つめ、なぜあの時あの瞬間山﨑が飛び降りたのか理解してしまったこと。さて、自分はどうするのか？
そのロッカーの所在を梨本はどうするのか？
映画の最後に「What do you want？」
これは視聴者に対しての問いだと思います。
この物語は決してハッピーエンドではなく、トゥルーエンドだと思っています。
ドライバーの賃金アップをすることはできたが、結局のところ根本的な問題は何ひとつ解決していないこと。
さて、これからどうすべきかと？画面の中から問われたような感じがした。
まとめ
ラストマイルめちゃ良かったです〜！
色々書きたいんですが、4000字を超えそうになって、自分でドン引きました苦笑
でもそれだけ素晴らしい作品で、伏線回収えぐいです！
もう1回見たいし、アマプラ解禁されたら何回でも見そうです！
アンナチュラルでは「間に合わなかったけど、今からでも間に合うことがある」と過去の人たちとこれからの人たちが救われる物語。
MIU404では「絶対間に合わせる！間に合って1人でも多くの人を助ける」と今と未来の人たちに向けて救う物語。
ラストマイルはまさに現時点の人たちを救う物語じゃないのかなと思いました。
最後まで読んでくださってありがとうございました！
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