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海底からの熱源と気温上昇との関係性(CFACTの記事)

 写真出展:Vivi Ann JacobsenによるPixabayからの画像https://pixabay.com/ja/users/vjacob1-78318/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=202320

 2024年6月3日にCFACTは、海水温上昇と気温上昇との相関を示す記事を発表した。内容は海底の熱源と気温データとを対比して示し、温暖化の原因が二酸化炭素ではないことを提示するものである。
 今年はまだ温暖化のニュースがあまり出回っていないが、一度でも高温になれば下らない煽り情報が蔓延することは明白であり、あやまった地球温暖化の知識が人々の意識に刷り込まれることになるだろう。今後予想されるメディアの非科学的なプロパガンダ対策として、本記事の概要を紹介させていただく。

↓リンク先(Some interesting new aspects that question CO2 as the main driver of warming)
https://www.cfact.org/2024/06/03/some-interesting-new-aspects-that-question-co2-as-the-main-driver-of-warming/

1.本記事の内容について
・1950年代に二酸化炭素が主たる温室効果ガスという説が流布しはじめたが、なぜ海水温を上昇させる効果がないのかという問いに答えるような科学的な説明は見られない。海水温の上昇は北太平洋の海水温上昇は、西太平洋の海底における熱の流入に関連していると考えられており、このことは黒潮の水温にも表れている。(図1)

 また、大西洋における海水温上昇についても、中央海嶺からの熱の流入が要因と考えられる。(図2、図3)

・この海水温の上昇は、長期的には太平洋十年規模振動及び大西洋数十年規模振動による気候変動を引き起こす。海底の水温データが十分にそろっていないが、アルゴシステム(衛星観測)のブイデータを予報モデルに取り込むことで、海底地震活動の熱源が気候に与える影響がより詳細に解明される可能性がある。ブイのデータと過去10年の地表面気温のデータを対比して見てみよう。(図4、図5)

ブイの温度が高い地域と気温が高い地域は合致している。
 ・このデータを見れば、マイケル・マンの詐術が良く分かる。マンは22の統計データのうち、都合のいい2つのデータを選択しており、どのように計算したのかわからない気温データを作り上げたが、ここ100年ぐらいの気温が大きく見えるようにしつつ、一方で人間による二酸化炭素排出量が現在よりもはるかに少ないローマ時代の温暖化については小さく見えるように細工しており、過去の温暖化の説明に整合性がないグラフとなっている。
 ・また直近の海水温の変化についても見てみよう。(図6)

 北太平洋と大西洋の海水温が上昇していることがわかる。ただ12月から2月にかけて、インド太平洋地域と大西洋地域の海水温は低下しており、このことは海底からの地熱が長期的には減少することを示している可能性がある。(図7、図8)

トンガの海底火山の噴火の影響がなくなるまであと数年を要することから、気温の低下が見られるのは数年後になるだろう。
  
2.本記事読後の感想
  今年は幸いにしてまだ記録的な暑さがまだそれほどニュースになっていないが、それでも局所的に高温となる箇所があり、それがニュースに採用されることで地球温暖化プロパガンダが広まっていくだろう。アメダスは全国1300か所もあり、観測している種目も複数あることから、毎年記録を更新する観測所があっても不思議ではない。
 至極当然のことを認識していればメディアの下らない情報に惑わされることはないのであるが、地球温暖化に反する情報は抑圧されがちである。

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