かーやんの「歌謡曲って何だ?」第12回「風街の詞人・松本隆」
今回 取り上げますのは、僕がDJを始めるようになってから ずっとリスペクトし続けている作詞家の松本隆先生です。
まぁ細かい説明は不要かと思いますが、はっぴいえんどで日本語ロックの道を切り開き、それ以降も作詞家として日本の歌謡界を牽引してきた現役のトップランナーな訳ですが、今回は松本隆フォロワーの私かーやんがオススメする松本隆楽曲を6作ご紹介致します(本当は4曲ぐらいにしようかと思っていたのですが、絞れんかった。それぐらい好き)。
①『七夕の夜、君に逢いたい』Chappie
僕が松本隆に魅了されたのは 実は松田聖子ではなく、まずコレでした。
他にも石川秀美の『ゆ・れ・て湘南』等、松本隆が描く湘南ソングは数多あるのですが、この浮遊感のある江ノ島描写にすっかりやられて僕は東京から江ノ島へ本当に引っ越してしまったほど(笑)。当時 松本先生の別荘がご近所(七里ヶ浜)にあったので、いつかお会いできないかなぁとドキドキしながら腰越の江ノ電併用軌道区間の辺りをウロウロしていたのですが、そもそも松本先生は別荘に行ってもネットゲームしかやらないので外には ほとんど出なかったという(苦笑)。
ちなみに本作でのChappie歌唱は森高千里が担当。企画ものではありましたが、彼女は今もこの曲を大切に歌っています。
②『ABC』少年隊
松本隆×筒美京平×船山基紀という最強布陣による超名曲。個人的に好きなのとは別に松本隆楽曲の「最高傑作」は何かと問われたら、僕は真っ先に『ABC』を挙げます。
まぁ歌謡曲・アイドルソングとして全てがパーフェクト。
③『スローなブギにしてくれ』南佳孝
で、前述の最高傑作『ABC』とは別に、一番好きな松本隆楽曲…いや、DJとして好きな曲を一曲だけ挙げろと聞かれたら この『スローなブギにしてくれ』だといつも迷わず答えています。みんなには僕が死んだら出棺の時にこれを流してくれと言っているぐらい好き(笑)。
松本隆は詞作にあまり自身を投影しない事で有名ですが、本作は珍しく自分のダンディズム感を表した名曲。
④『綺麗ア・ラ・モード』中川翔子
もし今 十代二十代の松田聖子に曲を書き下ろしたならば こういう曲もあったであろうという世界線をしょこたんが見事に歌い上げ昇華させた松本隆楽曲の中でも屈指の名曲。荘厳なストリングスアレンジも素晴らしい。
⑤『21世紀まで愛して』水谷麻里
「先生、あなたの曲は間違いなく21世紀まで愛され続けていますよー!!」と大声で叫びたくなる一曲(笑)。
ワープロで書いたラブレターをラジコンのロボットが届けるという件が 後のインターネットやSNS、LINEの出現に繋がっているのかと思うと、なんだか微笑ましい(笑)。
⑥『星間飛行』ランカ・リー=中島愛
日本一のヒットメーカーに「銀河系一のヒット曲を作ってください」と頼んで出来たのがコレ(笑)。まぁその期待に応えられる松本隆と菅野よう子は宇宙人レベルの才能である事をまざまざと見せつけた。
で、今回あえて松田聖子楽曲は外しました。いろんな側面の「風街」をみなさんに知って頂きたかったというのと、聖子ちゃん楽曲ベストはまた後日 別にやろうかと思っておりますので。
そして何故にこのタイミングで松本隆をフィーチャーしたのかと申しますとぉ…明日6/15(土)に亀戸 IN THE AIRさんで開催されます松本隆関連楽曲DJイベント『風街ないと』が開催される事となりまして、私かーやんもDJとして参加させて頂く運びと相成りました。
お時間がありましたら、是非とも亀戸へ遊びに来てくださいねぇ。一緒に乾杯しましょう!!
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