かーやんの「歌謡曲って何だ?」第8回「角川三人娘よもやま話」
第6回ではDJ仲間のぽんさんとの対談の一部を掲載しましたが、今回はそれとは別に ぽんさんと 僕が8センチCDイベントで知り合ったアイドル好きの淳平さんを交えてのアイドル鼎談の一部をお二人の了承を得て ここに載せる事にしました。
(話題は80年代のアイドル映画の話から角川映画の話へ)
ぽんさん「角川(映画)は斬新な売り方でしたよね」
淳平さん「『Wの悲劇』とか」
かーやん「アイドルを映画に出すんじゃなくて、映画でアイドルを輩出した」
ぽんさん「そうですよね」
淳平さん「すごいですよね」
かーやん「三人娘だったじゃない? 薬師丸ひろ子と原田知世と渡辺典子」
ぽんさん「いやー、どう考えても渡辺典子が一番可愛いんですよ」
かーやん「渡辺典子はだって(角川映画大型新人女優募集で)グランプリになった人なんだよね。で、原田知世は次点だった。でも原田知世の方が売れちゃったっていう…アレですよ「平家みちよ状態」が起きてるワケで」
ぽんさん・淳平さん「(爆笑)」
かーやん「かわいそうに」
淳平さん「そうですね。平家みちよ状態って言われたら妙に納得できますね」
ぽんさん「平家みちよさんが優勝したコンテスト(『ASAYAN』シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション)の次点の人たちで集めたのがモーニング娘。ですからね」
かーやん「で、薬師丸ひろ子が物凄い人気だったから、みんな『探偵物語』を観に行ったんだよ。でも併映だった時かけ(『時をかける少女』)の原田知世を見て みんなそっちに心を奪われちゃったっていうね」
淳平さん「あの(突然劇中で歌い出す)エンディング、ビックリしましたね。初めて観た時」
かーやん「アレってどう考えても、本編の撮影と並行して撮ってるはずなんだよね。セットとか衣装とかもあるから、あのPVを撮るためだけにまた同じセッティングをするって大変じゃないですかぁ」
ぽんさん「しかも尾道でも撮ってますからね」
かーやん「って事はどういう事かっていうと、映画ができる前からあの曲(『時をかける少女』)ができてるって事なんですよ。普通は映画ができてから曲ができるのに、曲の方が映画ができる前に(もう先行して)できてたからアレができたんですよ。で、おそらく その時はユーミンのたぶん仮歌だったと思うんですけども、それを原田知世自身が歌って映画の主題歌になった…という事だと思うんですね。これは僕の推測ですけど」
で、この話の続きはこちらからどーぞ。