細い道の終点にある異質な駅【秘境駅訪問記 No.92】
皆さまこんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
かるたびと と申します。
関東在住の大学3年生で、大学では競技かるたを嗜んでいます。大会に出場すべく、あるいはただの電車好きが高じて、日本全国様々に旅に出ています。
今回は【秘境駅訪問記 No.92】。兵庫県にある、とある秘境駅を訪問した際の記録をお届けします。
この「秘境駅訪問記」は、秘境駅訪問家の牛山隆信さんが年度ごとに作成している「秘境駅ランキング」を用いて、ランキング圏内の秘境駅を全て自分の足で訪問して記録を残そう!という目的で作り始めたものです。
牛山隆信さんのサイトはこちらから。
「秘境駅訪問記」の全容を見たい!という大変ありがたい方はこちらから、マガジンでご覧いただけます。
駅情報
駅名:居組(いぐみ)
所在地:兵庫県美方郡新温泉町
秘境駅ランキング:92位(2023年度)
路線:山陰本線
1日平均乗降者数:14人(2022年度)
近くの駅:
・浜坂…2駅隣。山陰本線の乗り継ぎ駅。
・鳥取…5駅隣。鳥取県最大のターミナル駅で、多くの特急が発着。
この駅を一言で表すと:
「細い道の終点にある異質な駅」
訪問記
訪問日:2023年8月8日(火)
6泊7日、大会出場のために訪れる島根県・益田を目的地として始まった「片道切符の旅」。その5日目、宿泊地・鳥取での寝坊によりスケジュールが狂った私は、山陰本線の乗り継ぎ駅・浜坂で1時間半暇を持て余すことに。時刻表とにらめっこを重ね、2駅折り返した場所にある居組を訪問する時間を確保できることを確認した私は、急いで乗車券を購入したのでした。
訪問前の詳細な記録は別途「益田大会出場記」として記事にしております。当駅訪問の前後のお話など、ぜひコチラからどうぞ。
来た方面に戻っていくこと10分、目的地・居組に到着です。
夏も真っ只中の8月上旬、日陰のかけらもない駅に降り立ちました。
ここ居組駅は、京都駅から山陰本線(嵯峨野線含む)に乗車していくと、兵庫県最後の駅。そして何より、「細い道の終点にある異質な駅」という言葉が非常に似合う駅です。
ということで駅舎より先に、駅を出てしばらく坂を下った所で撮影した、駅方面の写真をお見せします。
そこそこちゃんと細い坂道、この細さの道がさらにしばらく続いていき、しばらくすると道は太くなりながら10分ほどで集落に出ます。
地図内の「居組県民サンビーチ」までは徒歩20分強。集落の場所を考えると…集落にお住まいの方からすると、駅はやや使いにくい場所にあるのかな…という感じがしますね。
では、この坂を上った先にある肝心の駅舎が、コチラ。
木陰のある坂道を上り切り、開けた視界。そして、当たり前に1面1線のホームの小脇にポツンと佇む、ひょっとするとプレハブ小屋と見紛えるようなサイズ感の、でも割と新しくてしっっっかりコンクリート造りの駅舎?駅舎なのかこれは?いや、ちゃんと駅舎。
乗ってきた列車を降りて、駅舎側から道を下って行ってもなお、駅に戻ってくると「いやいや…笑」と言ってしまいたくなるような異質さ…ではありませんか?
Wikipedia情報によれば、この駅舎の供用開始は2019年。そう言われると、なんとなく納得がいくかもしれません。
時刻表は、やっぱり1時間に1本も無く。
そういえば、よく考えるとトイレも無く。
待合室も4~5席くらいと、やっぱりどこをとっても小ぢんまりとした駅でございました。
ということで、暑いなあなどと独りつぶやきながら、再び浜坂へと戻っていく私なのでした…
さて、いかがでしたでしょうか。
個人的には、お手本のような夏晴れの下、豊かな自然も映り込んだ駅舎の写真が超お気に入り。再掲しちゃいますね。
この「秘境駅訪問記」では、過去に私が実際に訪れた秘境駅に関して、その訪問記録を書き残しています。
まだまだ書く予定の駅がわんさかありますので、ご興味を持っていただけた方はぜひフォロー、スキ等していただけると嬉しいです!
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それでは、ご覧いただきありがとうございました。
またお次の機会に。
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