東京、広すぎて街を選ぶの困る

「東京、行ける?」
上司の言葉をてっきり、出張の打診思っていたので「はい、いいですよー」と軽い調子で答えました。
意図するところが『転勤』だなんて、知る由もありませんでした。
突然に降って湧いた話に私は動揺します。
もともとオタクなので、舞台観劇、イベント、ライブなどで一般の人より東京に行くことが多かったのですが、住むとなれば話は別です。
岡山と比べると家賃は倍以上、通勤は満員電車、不安要素はいくらでもありました。
ただ、10代の頃の夢を叶えるチャンスとも思いました。遠征費を減らせるし、引っ越し費用はもちろん会社が出すし!

この話があったのが2月末。転勤は4〜5月。
東京在住の友人に相談したところ「今、一番物件が動く時期だよ!?早く決めないと!」と言われ、慌てて3月上旬に家探しに東京に行くことに。
私は23区内の下町がいいと思っていたのですが、友人曰く下町は治安が不安なところも多いので、女性の一人暮らしにはオススメしない、とのことでした。
普段通勤時間片道20分の私は通勤時間が長くなることに顔を顰め、一応市部も候補には入れておこうかなという程度。

ただ、勤務地が港区で近隣の地域が目玉飛び出るほど家賃が高いので、せめて…せめて乗り換えやすいところがいい…!一生懸命、手帳の乗換案内図と睨めっこして、エリアを絞ります。

SUUMOで手当たり次第にピックアップしたエリアの良さそうな物件に問い合わせを入れます。
翌日、えぐい量の電話が入ってきました。
SUUMOで問い合わせするのに、電話番号は入れないようにしましょう。
1社か2社ならともかく、十数件、始業直後のスマホに着信するのはこわいです。
着信に出なかったらほとんどの不動産屋からメールがあり、皆さん「他にもご紹介したいので、直接来店されませんか」という内容でした。

東京に行く予定はありつつ、時間は限られているので、ある程度いい物件に絞ってから不動産屋に行くことにしていましたので、返事は「地方からの転勤で簡単に東京には行けないので、ある程度あたりをつけてからお伺いしたいです。メールで物件紹介してください」としておきました。
ちなみに不動産屋さん、電話がダメならLINEで…というところも多かったです。
全部の不動産屋とLINEでやりとりしていたら友人や仕事の連絡が埋まってしまうので、最初の時点ではお断りをしました。ある程度絞り込んでからLINEでやりとりします。

それから、手が空いているときは不動産屋さんからの電話も受けました。
営業さんに希望条件を話しているうちに、希望条件のうち自分の中の重要度を再確認できる点はよかったです。最初は考えてなかった条件なんかも出てきました。
エリアの雰囲気、治安や利便性などを聞けるのもよかったですね。

ただ、結果として男性の営業さんは私にとっては良くないなと思いました。
といいますのも、治安に対する認識が全然違う。
2階以上が希望って言ってるのに1階の物件を紹介してくるし、昼間はともかく夜は治安の悪い繁華街を抜けるルートを伝えてくるし……
その点、女性の営業さんはわかってくれる方が多かったです。
男性の営業さんが全員悪いわけじゃありませんが、やはり男性にはわからない女性ならではの不安があったりするので、不安な方は女性の営業さんにお願いするのがいいと思います。

いろいろSUUMOだのアットホームだので物件を探しましたが、結局、友人が紹介してくれた不動産屋さんに任せることにしました。
担当してくださった営業の女性の方が本当に本当に良い方だったのです。
初手に一人暮らしの女性向きの物件だけ紹介してくださったのが大きかったですし、細かい悩みにも寄り添ってくれて、部屋探しの不安がとても軽減しました。

結果、私のマスト条件をあまり満たしてない部屋になりました。笑

・家賃◯万円以下→予算を1万円以上下回る
・できればロフト付き→◯
・洗濯機は絶対室内!→◯
・駅近→駅から徒歩20分
・2階以上→◯
・広ければ広いほど良い→6畳
・収納あればあるほどよい→ない

それでも、ぜひここに住みたいという気持ちになる物件だったので、満足はしています。
オタクの増えがちな荷物どうやって収納するかは本当に困っているけれど。

23区内に住んでみたかった気持ちもありますが、今のところ、調布本当にいいところって思ってます。

当初考えていた調布のいいところ
・都内に近い(新宿まで特急で20分)
・4DXが見える映画館がある
・ピューロランドに近い(オタクはサンリオ大好き)
・多摩に近い(オタクは新選組が大好き)
・駅前でたいていのものが揃う。
・東京感ありつつ、思ってた東京じゃない感

微妙なところ
・駅前にケンタッキーフライドチキンがない

さて、次はお引越し。

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